自動発見で管理対象機器を登録することができない場合は、以下を確認ください。
- 管理対象機器上で自動発見時に指定するSNMPコミュニティ名が正しいことを確認します。
自動発見時に指定するSNMPコミュニティ名と管理対象機器上に設定されているSNMPコミュニテイ名が異なる場合は管理対象機器より応答が返りません。正しいコミュニティ名を指定し再度自動発見を実行してください。
- オペレーションウィンドウ[ツール]-[自動発見]-[手動起動]-[TCP/IPホストの発見]メニューより自動発見を実施し、自動発見中に管理対象機器よりSNMPパケットを受信した旨が表示されることを確認します。
表示されない場合は管理対象機器より応答が返ってきておりません。管理対象機器上のSNMP設定、およびネットワーク経路に問題がないか確認してください。
ESMPRO/BASEインストール機器上にてWindows Firewallをご使用の場合は、関連情報の"管理対象機器よりSNMP応答を受信することができません。"についても確認してください。
- オペレーションウィンドウ上に管理対象機器と同じホスト名でアイコンが登録されていないことを確認します。
同じホスト名でアイコンが登録されている場合は、既に登録済みということでアイコンの登録は行いません。登録済みのアイコンが不要の場合は削除を行い、再度自動発見を実行してください。
- 管理対象機器と同じIPアドレスでアイコンが登録されていないことを確認します。
同じIPアドレスでアイコンが登録されている場合は、既に登録済みということでアイコンの登録は行いません。登録済みのアイコンが不要の場合は削除を行い、再度自動発見を実行してください。
確認手順で問題がないにも関わらず自動発見ができない場合は、自動発見ログの採取をお願いします。
自動発見ログの採取方法
<NVWORK>\TMP\AutoDiscvery フォルダに過去5回分の自動発見ログが出力されています。
<NVWORK>は、"インストールフォルダ\NVWORK" で、下記レジストリより確認できます。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\NVBASE
(64bitOSの場合は、SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\NVBASE)
値名:WorkDir
なお、ESMPRO/BASEが旧バージョン(※)の場合は、ログ出力が行われないためAutoDiscoveryフォルダが存在しません。
※:BASE Ver. 8.0M以前
ESMPRO/BASE のバージョンは、10進数で 0~9、アルファベットで A~ とアップしていきます。
(具体例: 8.00, 8.01, 8.02, ~ 8.08, 8.09, 8.0A, 8.0B, ~ 8.0M, 8.0N, ...)
旧バージョンの場合は、下記ログ採取手順を実施ください。
- research.zipをダウンロードし、ESMPRO/BASEインストール機器上に展開
research.zip は擬似的に自動発見を行います。発見処理のみで登録処理は行いません。
詳細は zip より解凍されるReadMe.txtを参照ください。
- 展開したresearchフォルダ内のStart.exeを実行
→ 自動発見調査ツール(TCP/IPホスト)画面が起動します。
- 自動発見調査ツール(TCP/IPホスト)画面上で、自動発見ができない機器のIPアドレス、SNMPコミュニティ名を入力し、自動発見を開始
指定するIPアドレスの範囲指定は、必要最小限にしてください。
開始・終了アドレスを同じアドレスにすることで、1ノードのみを発見対象にすることができます。
- researchフォルダにログが出力されています。