java.lang.OutOfMemoryError: unable to create new native thread このログは、新しい処理スレッドの生成の際に発生しています。最大処理スレッド数(*1)の設定により、OSの1プロセスあたりに生成可能なスレッド数(1024)に達している可能性があります。詳細はOSのサポートに確認してください。
また、 スレッド数を増やす際に警告ログを出力する閾値(*2)を、最大処理スレッド数と同じ値に設定すると、スレッド数がどこまで増えているのかを確認できません。スレッド数を確認したい場合は小さい値(スレッド数を増やす際にログ出力する最小のスレッド数)を指定してください。
最大処理スレッド数の値が大きすぎるとスレッド切り替えのオーバーヘッドが増え、処理性能に影響を与える場合があります。負荷試験等を行い、適切な値(最大同時処理数)に設定してください。
[WebOTXバージョンが6.50.02.00~6.50.07.00の場合]
それから、最小処理スレッド数(*3)を、既定値から変更する場合、ご利用のバージョンによっては、最小処理スレッド数の設定値は効いておらず、スレッド数は5として動作しています。最小処理スレッドの設定は、(6.50.08.00パッチの次の修正「* [中:2080017] 起動時に生成するAJPリスナーのスレッド数(min-processors)を設定変更しても反映されない。」)で利用できるように変更しています。最小処理スレッド数に、大きな値を設定した状態では、パッチ適用後の起動の際にスレッド生成ができずWebOTXの起動ができなくなる問題が発生します。最小処理スレッド数は小さい値に変更してください。
各スレッド数の属性名を以下に記述します。
V6~V8の場合
(*1) max-processors
(*2) limit-processors
(*3) min-processors
V9~V10の場合
(*1) max-thread-pool-size
(*2) limit-thread-pool-size
(*3) min-thread-pool-size
各スレッド数の設定方法についてはマニュアルを参照してください。
V6.1の場合
[ 運用編 > WebOTX 運用編 > 4.4.Web コンテナに関する設定 > 4.4.2.Web コンテナ設定項目一覧 ]
V6.2~V6.5の場合
[ 運用編 > WebOTX 運用編(コンフィグレーション) > 6.Web コンテナに関する設定 > 6.2.Web コンテナ設定項目一覧 ]
V7.1~V8.2の場合
[ 運用編 > コンフィグレーション(設定一覧) > 5.Web コンテナに関する設定 > 5.2.Web コンテナ設定項目一覧 ]
V8.3~V9.5の場合
[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.4. Webコンテナ > 1.4.2. Webコンテナ設定項目一覧 ]
V10の場合
[ リファレンス > 設定 > 4. Webコンテナ > 4.6. HTTPセッション管理について > 4.2.Webコンテナ設定項目一覧 ]
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V6~V10
【確認済みのエディション】すべて
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】Webコンテナ
【カテゴリー】トラブルシューティング