①正常稼動できない可能性が高いです。
名前サーバに登録されている名前情報は、アプリケーションのものだけではなく、名前サーバやその他の制御系プログラムのものまで含みます。それらの名前サーバや制御系プログラムの名前情報にはデフォルトではローカルホストのホスト名やIPアドレスが使用されますので、別のサーバの名前情報で置換すると各種通信ができなくなる可能性があります。
②ありません。
稼動系と待機系を切り替えて、安全に登録し直すことを検討してください。
③バックアップ等で制御用のファイルを置換される場合は、WebOTX全てを停止した上で実施してください。
【関連情報】
・名前情報の登録は、V5とV6以降で登録方法が異なります。詳細は下記の[名前情報の登録]を参照してください。
・名前情報をすべて登録し直す場合、両者の差分をなくすために、登録情報ファイル(namesv.ndf)を削除(リネーム)して新規に作成することを推奨します。
・登録情報は、Windows版のorbmanagツールにより画面で確認することができます。(登録情報のテキスト出力はサポートしていません。)
(補足)
上記の内容は Object Broker Java、Object Broker C++ にも該当します。
[名前情報の登録]
・V5の場合
woadmcomのBINDIORコマンドか、運用管理ツールのコンポーネントにおける「名前サーバへ登録」操作で行うことができます。
・V6以降の場合
運用管理コマンド(otxadmin)か、統合運用管理ツール/Webコンソールの「名前サーバへ登録」操作で行うことができます。
運用管理コマンドの場合
otxadmin> login --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <対象ドメインの管理ポート>
JavaEEアプリケーションの場合：
otxadmin> invoke applications.j2ee-applications.<application name>.<module name>.<bean name>.<interface name>.bindIor <bind url>
CORBAアプリケーションの場合：
otxadmin> invoke applications.corba-applications.<application name>.<module name>.<interface name>.bindIor <bind url>
例）otxadmin> invoke "applications.corba-applications.HelloServer.HelloServer\.jar.HelloInterface.bindIor" "corbaname://**"
統合運用管理ツール/Webコンソールの場合
[<ドメイン名>]
-[アプリケーション]
-[<アプリケーションの種類 例：CORBAアプリケーション、JavaEEアプリケーションなど>]
-[<アプリケーション名>]
-[<モジュール名>]
-[<EJBのBean名 注：EJBの場合のみ>]
-[<インタフェース名 注：EJBの場合、EJBホーム名>]
このMOを右クリックもしくは[操作]タブの「名前サーバへ登録」で登録してください。
登録するURLのリストの「追加」ボタンを押し、URLを選択して「実行」ボタンを
押してください。
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】 すべて
【確認済みのエディション】 すべて
【確認済みの対象OS】すべて
【コンポーネント】Object Broker
【カテゴリー】運用/設定