Web コンテナ上にアプリケーションを配備する必要がなく、全ての静的コンテンツを Web サーバ上に配置するのであれば、IIOP プラグインと Web コンテナとの連携設定を削除します。
もし、一部の静的コンテンツが Web コンテナ上にある場合は、動的反映機能を OFF にしてください。
■連携設定を削除する場合:
1) <ドメインディレクトリ>/config/WebServer/httpd.conf の最下行に定義されている以下の行をコメントアウト(行頭に "#" を記述)します
# TM_WS_PLUGIN-start
include "/opt/WebOTX/domains/domain1/config/WebCont/mod_jk_om-20.conf-auto"
# TM_WS_PLUGIN-end
2) Web サーバを再起動します
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl stop
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl start
■動的反映機能を OFF にする場合(手動での設定):
V8.2よりも前のバージョンの場合や、WebサーバとWebコンテナが別マシン構成でWeb版統合運用コンソールを利用した設定手順が行えない場合は、以下の手順で手動にて設定を行ってください。
1) 外部Webサーバの停止
2) workers.properties の設定
<ドメインディレクトリ>/config/WebCont/ior_workers.properties を以下のように編集してください。
【修正前】
worker.list=otxiiop
【修正後】
worker.list=otxiiop,ajp13_original
3) Webサーバを再起動します
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl stop
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl start
■動的反映機能を OFF にする場合(V8.2以降):
V8.2以降では動的反映をしない設定をWeb版統合運用管理コンソールや otxadmin コマンドから設定できます。
Web版統合運用管理コンソールの場合:
1) Web版統合運用管理コンソールへ接続
Webブラウザを起動し、連携設定を行ったドメインの Web版統合運用管理コンソールへ接続します(http://<host>:<port>/manager)。
2) 設定の変更
管理コンソールの左側のツリーで「アプリケーションサーバ」-「Webコンテナ」-「Webサーバ連携設定」を選択します。
「一般」タブにある「プラグインの動的反映オプション」で「Off」を選択し、「更新」ボタンで設定を反映してください。
otxadminコマンドから設定をする場合:
otxadmin>set server.web-container.plugin-config.plugin-query-mode=Off
3) 上記の設定後、Web サーバを再起動してください
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl stop
[foo@webotx ~]# <ドメインディレクトリ>/bin/apachectl start
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】 V6.5 V7.1 V8.2 V8.3 V8.4
【確認済みのエディション】 Standard Edition Enterprise Edition
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】Webコンテナ
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)