オペレーションの実行過程で起きる障害については、イベントジャーナルを追っていくことで、どこで障害が発生しているか調べることができます。また、イベントジャーナルはクライアントからの受信開始から応答の送信終了までを確認できるため、障害箇所がサーバ側なのかそうではないのか(ネットワークやクライアント側なのか)を切り分けることができます。
イベントジャーナルを採取するには、運用管理ツールから対象のシステムに接続し、対象のシステムを選択している状態で、[運用]メニューから[イベントジャーナルの編集]を実行してください。
実行後、以下にファイルが出力されます。
<WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/logs/(システム名)_woejout(番号).log
[イベントジャーナルの編集]で採取できるのは、現在起動中のシステムに対する呼び出しのフローのみです。システムを再起動した場合は、次の手順でバックアップファイルからイベントジャールを採取して下さい。イベントジャーナルのバックアップは3世代まで保存されています。
1.コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行して下さい。
[foo@webotx ~]$cd <システムディレクトリ>/tmp/save
システムディレクトリは、Windowsの場合、レジストリを起動し\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\WebOTX\MULTITPM\STARTER\<システム名>のCATALOGキーに表示されます。
UNIXの場合は、/opt/WebOTX/Trnsv/multitpm/starter/<システム名>ファイルの1行目に記載されています。
<1世代目>
[foo@webotx ~]$<WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/bin/woejedit <システムディレクトリ> 30000 <WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/logs/ejout1.log #0msj
<2世代目>
[foo@webotx ~]$<WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/bin/woejedit <システムディレクトリ> 30000 <WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/logs/ejout2.log #1msj
<3世代目>
[foo@webotx ~]$<WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/bin/woejedit <システムディレクトリ> 30000 <WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/logs/ejout3.log #2msj
2.上記手順を実行した後に、以下のファイルをご確認下さい。
<WebOTXインストールディレクトリ>/Trnsv/logs/ejout<数字><数字>.log
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】 V5以前
【確認済みのエディション】 Standard Edition Enterprise Edition
【確認済みの対象OS】すべて
【コンポーネント】TPモニタ
【カテゴリー】トラブルシューティング