domain.xmlファイルの直接編集は非推奨です。domain.xml は、WebOTX の起動時に読み込まれ、設定の変更がある度に内容が更新されます。また、WebOTX の停止時には、WebOTX がメモリ上に保持している設定値が domain.xml に書き込まれます。
おそらく、domain.xml 内の値を変更したのが WebOTX の起動中であったため、他の設定変更の更新か、停止時の値の保存の際に、元の値で上書きされてしまったものと考えられます。以下の手順でパーマネント領域の値を変更してください。
※以下に示すコマンド中のオプションの値はデフォルト値を記載しています。環境に合わせて値を変更します。
1. WebOTX を起動
2. 以下のコマンドを実行して、表示された値の中に「-XX:MaxPermSize=xxx」が含まれているかを確認
otxadmin > get --user admin --password adminadmin --port 6212 --host localhost server.java-config.jvm-options
3. 手順2で「-XX:MaxPermSize=xxx」が存在した場合、コマンドプロンプトから以下のコマンドで設定を一端削除
otxadmin > delete-jvm-options --user admin --password adminadmin --port 6212 --host localhost "-XX\:MaxPermSize=xxx"
※設定する値に「:」が含まれる場合は、「:」の前に「\」(エスケープ文字)を付加します。
4. 以下のコマンドを実行し、設定値を変更
otxadmin >create-jvm-options --user admin --password adminadmin --port 6212 --host localhost "-XX\:MaxPermSize=512m"
※設定する値に「:」が含まれる場合は、「:」の前に「\」(エスケープ文字)を付加します。
5. 表示された値の中に設定した値が含まれているかを確認
otxadmin > get --user admin --password adminadmin --port 6212 --host localhost server.java-config.jvm-options
6. WebOTX を再起動
※パーマネント領域などのJVMオプションは、値の反映に WebOTX の再起動が必要です。
手順の中で記載した「create-jvm-options」、「delete-jvm-options」コマンドについては、マニュアルの以下の箇所に説明があります。
[運用管理コマンド リファレンスマニュアル] - [運用管理コマンド (otxadmin) リファレンス]
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V6.2 V6.3 V6.4 V6.5 V7.1
【確認済みのエディション】 Express Foundation Standard Edition Enterprise Edition
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】運用管理
【カテゴリー】運用/設定