VISコネクタ V4.2で生成したコネクタAPソースを使って、V7.1の環境(j2sdk 1.6)でコンパイルしたところ、コンパイルエラーが発生しております。
[実行したコマンド]
javac -d classes jp\co\nec\WebOTX\Objectcreator\*.java
[表示されたエラー]
D:\Dev\VISCON\SD0100\SD0100\AP>javac -d classes jp\co\nec\WebOTX\Objectcreator\*.java
jp\co\nec\WebOTX\Objectcreator\WO_SD0100.java:3: '.' がありません。
import SD0100Obj;
^
jp\co\nec\WebOTX\Objectcreator\WO_SD0100.java:3: ';' がありません。
import SD0100Obj;
^
原因、対処方法を教えてください。
コンパイル実施時に以下が表示されたとのことなので、コンパイルしようとしているコネクタ AP ソースの import 文でデフォルトパッケージのクラスを指定していることが原因でコンパイルエラーが発生していると思われます。JDK 1.4 以降ではデフォルトパッケージを使用できなくなっているため、ご利用の環境(j2sdk 1.6)では import 文にデフォルトパッケージのクラスを指定できません。
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jp\co\nec\WebOTX\Objectcreator\WO_SD0100.java:3: '.' がありません。
import SD0100Obj;
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このため、VISコネクタ V4.2 で作成したプロジェクトファイル(xxx.vca) をWebOTX Connector Developer V7.1 で読み込んでソースを生成しコネクタAPを再作成する必要があります。
WebOTX Connector Developer V7.1 では、前述の JDK の仕様変更に対応するため自動生成したソースでは VCA というパッケージ名を付けるようにしました。
これにともない、コネクタAPを呼び出しているクライアントアプリケーションも処理を修正する必要があります。
具体的には、コネクタAPを呼び出している箇所で VCA というパッケージ名を付ける必要があります。
また、名前サーバからリファレンスを取得する際に使用していた名前が以下のように変更になりました。これについても修正が必要です。
※VCAの有無の違いのみです。
変更前:
corbaname://*#NEC/WebOTX/WO_Default/WO_Factory_<コンポート名>/1
↓
変更後:
corbaname://*#NEC/WebOTX/WO_Default/VCA/WO_Factory_<コンポート名>/1
【対象製品】VIS Connector
【確認済みのバージョン】V5.x以降
【確認済みのエディション】WebOTX AS Standard
WebOTX AS Enterprise
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】1.4以降
【コンポーネント】ホスト連携
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)