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よくあるご質問(サポートFAQ)

【WebOTX Application Server】プロセスグループのログ出力先変更方法(OTX-FAQ-000359)

質問内容

プロセスグループの標準出力先を、${INSTANCE_ROOT}/logs/spsystem/${APGNAME}/${PGNAME}/${PGNAME}.${PID}.log から変更する場合の手順を教えてください。

回答内容

プロセスグループ上のJavaアプリケーションのログであれば、下記に記載する手順で出力先を変更することができます。
C++言語等Java以外の言語で作成されたアプリケーションは、出力先の変更はできません。

出力先の変更手順は以下の通りです。

【出力先変更手順】
----------------------------------------------------------------
<V6 V7 V8 V9>
1. プロセスグループのロガーを定義している以下のファイルをエディタで開きます。

{WebOTXインストールディレクトリ}/domains/{ドメイン名}/config/tpsystem/logconf/{アプリケーショングループ名}-{プロセスグループ名}/log4otx.xml
 
2. 手順1で開いたファイルに、以下のようなアペンダを追加してください。
バックアップ世代数などは適宜設定してください。
※アペンダの追記は、ロガーよりも前に追記ください。
アペンダをロガーよりも後に追記した場合、log4j の警告メッセージが出力されます。

<appender name="SAMPLE" class="com.nec.webotx.org.apache.log4j.RollingFileAppender">
<param name="File" value="<出力ファイルの絶対パス>" />
<param name="MaxFileSize" value="1MB" />
<param name="MaxBackupIndex" value="2" />
<layout class="com.nec.webotx.org.apache.log4j.PatternLayout">
<param name="ConversionPattern" value="%d %-5p %c - %m [%t]%n"/>
</layout>
</appender>

3. 各ロガーに定義されているアペンダを、WOTRACE から SAMPLE に変更します。
手順1で開いたファイル内の、以下のような箇所を WOTRACE から SAMPLE に変更してください。

<logger name="com.nec.webotx">
<level class="com.nec.webotx.logging.OTXLogLevel" value="INFO" />
<appender-ref ref="SAMPLE" />
</logger>

4. プロセスグループを再起動してください。

<V10>
1. プロセスグループのロガーを定義している以下のファイルをエディタで開きます。

{WebOTXインストールディレクトリ}/domains/{ドメイン名}/config/tpsystem/logconf/{アプリケーショングループ名}-{プロセスグループ名}/log4j2-as.xml
 
2. 手順1で開いたファイルに、以下のようなアペンダを追加してください。
バックアップ世代数などは適宜設定してください。
※アペンダの追記は、ロガーよりも前に追記ください。
アペンダをロガーよりも後に追記した場合、log4j2 の警告メッセージが出力されます。

<Appender type="RollingFile" name="SAMPLE" fileName="<出力ファイルの絶対パス>" filePattern="<出力ファイルの絶対パス>.%i">
<Layout type="PatternLayout" pattern="%d %-8level - %m [%t]%n%ex"></Layout>
<Policies>
<ASSizeBasedTriggeringPolicy size="1MB" enabled="true"/>
<ASSecondIntervalTriggeringPolicy interval="86400" enabled="false"/>
</Policies>
<DefaultRolloverStrategy fileIndex="min" max="2"/>
</Appender>

3. 各ロガーに定義されているアペンダを、WOTRACE から SAMPLE に変更します。
手順1で開いたファイル内の、以下のような箇所を WOTRACE から SAMPLE に変更してください。

<Logger name="com.nec.webotx.ajaxconsole" level="CONFIG" additivity="false">
<AppenderRef ref="SAMPLE"></AppenderRef>
</Logger>

4. プロセスグループを再起動してください。
-------------------------------------------------------------------------------------

なお、本手順では以下の注意事項があります。

【注意事項】

プロセスグループは、多重度を設定することができます。
多重度を2以上に設定している場合、上記の手順を行うと複数のプロセスが同じファイルに書き込みを行うため、
メッセージの欠損や、ログローテート失敗によるメッセージの欠損という問題が発生する可能性があります。

このため、多重度を2以上に設定している場合は、
「jp.co.nec.WebOTX.ProcessID」というプロパティを利用してプロセスIDを取得することで、
プロセスごとに、<定義したログファイル名>_<プロセスID>.log というような
個別のログファイルに出力させて、問題を回避してください。

※「jp.co.nec.WebOTX.ProcessID」というJavaシステムプロパティを使用すると、プロセスIDを取得できます。

以下に多重度が2以上の場合のアペンダの例を記載します。

(例: V6 V7 V8 V9)
<appender name="SAMPLE" class="com.nec.webotx.org.apache.log4j.RollingFileAppender">
<param name="File" value="${com.nec.webotx.instanceRoot}/logs/tpsystem/apg/pg/sample_${jp.co.nec.WebOTX.ProcessID}.log" />
<param name="MaxFileSize" value="1MB" />
<param name="MaxBackupIndex" value="2" />
<layout class="com.nec.webotx.org.apache.log4j.PatternLayout">
<param name="ConversionPattern" value="%d %-5p %c - %m [%t]%n"/>
</layout>
</appender>

(例: V10)
<Appender type="RollingFile" name="SAMPLE" fileName="${com.nec.webotx.instanceRoot}/logs/tpsystem/apg/pg/sample_${jp.co.nec.WebOTX.ProcessID}.log" filePattern="${com.nec.webotx.instanceRoot}/logs/tpsystem/apg/pg/sample_${jp.co.nec.WebOTX.ProcessID}.log.%i">
<Layout type="PatternLayout" pattern="%d %-8level - %m [%t]%n%ex"></Layout>
<Policies>
<ASSizeBasedTriggeringPolicy size="1MB" enabled="true"/>
<ASSecondIntervalTriggeringPolicy interval="86400" enabled="false"/>
</Policies>
<DefaultRolloverStrategy fileIndex="min" max="2"/>
</Appender>

【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V6.4以降
【確認済みのエディション】すべて
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】EJB
【カテゴリー】運用/設定

製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server

  • コンテンツID: 3150102408
  • 公開日: 2011年03月31日
  • 最終更新日:2019年09月13日

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