DB接続が確立するまでの時間は、アプリケーションの作りに依存します。DB接続が確立するまでの時間のみを計測することはできませんが、次の方法でDB接続を行うオペレーション全体の実行時間を計測することが可能です。オペレーションの実行時間はサーバアプリケーションが処理を開始してから終了するまでの時間です。クライアント-サーバ間の通信等は含みません。
採取方法)
【WebOTX V8以前またはV10の場合】
統合運用管理ツールの、左側のツリー(※)を移動し、統計情報を採取したいオペレーションを右クリックし、統計情報の情報採取を開始します。
右側のタブに[最大実行時間]、[最小実行時間]、[平均実行時間]がありますが、この時間がオペレーション実行時間となります。
※ツリー構造はWebOTXのバージョンにより異なります。
・V8以前の場合
[統計情報]-[ドメイン名]-[アプリケーション]
・V10の場合
[統計情報]-[ドメイン名]-[アプリケーションサーバ]-[アプリケーション]
【WebOTX V9の場合】
統計情報の画面表示ができないため、次の運用管理コマンド(otxadmin)で採取してください。
otxadmin > login --user <ユーザ名> --password <パスワード> --port <ポート番号> --host <ホスト名>
CORBAアプリケーション:
otxadmin > get --monitor server.applications.<アプリケーション名>.<モジュール名>.<インタフェース名>.<オペレーション名>.<属性名>
EJBアプリケーション:
otxadmin > get --monitor server.applications.<アプリケーション名>.<モジュール名>.<Bean名>.<インタフェース名>.<オペレーション名>.<属性名>
<属性名>には次の名称を指定してください。
最大実行時間:maxExetime-Current
最小実行時間:minExetime-Current
平均実行時間:aveExetime-Current
なお、モジュール名にxxx.earなど、"."(ドット)が含まれる場合、エスケープ文字が必要になります。エスケープ文字についてはマニュアルをご覧ください。
[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 4. 運用管理コマンドリファレンス > 4.2. 運用管理コマンド(otxadmin) > 4.2.1. 使用方法 > 4.2.1.11. エスケープ文字 ]
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V6.2以降
【確認済みのエディション】Foundation,Standard, Enterprise
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】TPモニタ
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)