プロセスグループで設定可能な次の項目の内容の詳細、既定値以外を設定すべき場面、利点、制約や性能への影響を教えてください。
(1)スレット゛スタックサイス゛(KB)
(2)スレット゛初期化時間(秒)
(3)ネイティフ゛スレット゛用スタックの最大サイス゛
(4)JavaVMスレット゛用スタックの最大サイス゛
■内容の詳細、既定値以外を設定すべき場面に関して
(1)スレット゛スタックサイス゛(KB)
スレッドのスタックサイズです。WebOTXが生成するスレッドに影響するもので、JavaVMが作成するスレッドには関係ありません。
StackOverflowErrorが発生する場合に変更する必要があります。
(2)スレット゛初期化時間(秒)
スレッド初期化のタイムアウト時間です。スレッドの初期化時間が設定時間を超えるとスレッド作成に失敗し、プロセス起動に失敗します。
初期化時間が設定値よりも長い場合、変更する必要があります。
(3)ネイティフ゛スレット゛用スタックの最大サイス゛
JavaVMオプションの-Xssの値です。
StackOverflowErrorが発生する場合に変更する必要があります。
(4)JavaVMスレット゛用スタックの最大サイス゛
JavaVmオプションの-Xossの値です。
StackOverflowErrorが発生する場合に変更する必要があります。
実際のアプリケーションで使用するスタックサイズが一定でない為、設定根拠となる明確な計算式はありません。
実際にGCログを採取するなどして、スタックサイズを算出し、適切な値を設定してください。
■制約に関して
32ビットWindowsの場合、WebOTXではユーザアプリケーションのプロセスの仮想メモリの一部領域をWebOTX制御用として確保しているため、
Javaヒープサイズとメモリプールサイズで設定可能な上限値が700MB程度となります。Javaヒープサイズが上限を超えないようにスレッドスタックサイズを設定してください。Javaヒープサイズのおおよその算出式は以下になります。
(ヒープサイズ)+(スレッドスタックサイズ)×スレッド数+15(MB)
■性能に関して
性能への影響はありません。
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V5
【確認済みのエディション】 Standard Edition Enterprise Edition
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】TPモニタ
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)