oadおよびoadjによる自動起動機能は、WebOTX Object Broker単体製品を使用するCORBAサーバ(スタンドアロンアプリケーション)で利用可能な機能です。プロセスグループ上で動作するCORBAアプリケーションやそのクライアントアプリケーションで自動起動機能を無効にした場合に考慮する点はありません。
なお、oadは、V9.2で起動抑止する変更を行いました。以下のようなCORBAを利用する構成に該当しなければ、oadの起動を必要としません。
・V9.1までと同様の運用形態にしたい場合(たとえばプロセス監視対象を変えたくない等)
・V9.1までの環境からObject Brokerサービスを利用する場合
・corbaloc,irsv,oadjを起動する場合
・oadによるサーバプロセス自動起動を使用する場合
また、oadjはV8.3で起動抑止する変更を行いました。WebOTX Object Brokerの単体製品を利用せず、自動起動機能も利用しないのであれば、oadjは起動しなくても問題ありません。
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V9以前
【確認済みのエディション】すべて
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】Object Broker
【カテゴリー】運用/設定