WebOTX稼働中にJDKのバージョンを変更することはできません。JDKのバージョンを変更する場合は、WebOTXを停止した状態で行ってください。
またJDKを入れ替える場合、JDKのインストールとシステム環境変数JAVA_HOMEの設定変更以外にWebOTXの設定の変更が必要になります。
変更手順をコンポーネントごとに以下に記載します。
・[Standard/Enterprise実行環境]
以下にStandard/Enterprise実行環境が使用するJavaVMの決定方法を記載しますので、利用予定のJavaVMになっているか確認して下さい。
(1) \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit
\CurrentVersion の値を確認 →その値をXとする
(2) \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit
\X\JavaHome の値を確認
→この値がStandard/Enterprise実行環境で使用するJavaVMの
インストールディレクトリです。
以降のコンポーネントについては、対象の機能を利用している場合、設定変更を実施してください。利用していない場合は、変更の必要はありません。
・[Webコンテナ]
Webコンテナの環境設定ツールを実行し、以下を設定して下さい。
・JavaVM のオプション設定
・追加のクラスパス設定
・(もしあれば)server.xmlへ手動で設定した項目
例:配備した後に Context 要素のパラメータを変更する、など
配備済みのWebアプリケーションは、一度配備解除して環境設定ツールによる設定確認後に再配備してください。
・[JMS]
以下の設定ファイルのJavaVMの設定値を確認し、必要があれば変更してください。
<WebOTXインストール先>\jms\conf\jms.conf
・[Transaction Service]
以下のファイルのJavaVMの設定値を確認し、必要があれば変更してください。
<WebOTX install dir>\TS\conf\rcs.conf
・[J2EEサービス(配備サービス)]
システム環境変数 "JAVA_HOME" にJDKインストールディレクトリを設定します。または、J2EEサービス起動用バッチファイル
<WebOTXインストール先>\ejbsv\bin\j2eesvc.bat
のJAVA_HOMEを修正します。
・[ObjectBroker(Java)]
レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ObjectSpinner\1配下にJDKインストールディレクトリをOadJJdkRootとして設定してください。
加えてOadJJdkVerを値1.2固定で設定してください。
なお、両レジストリとも文字列属性です。
・[JNDIサーバ]
JNDIサーバは[Standard/Enterprise実行環境]で示したのと同じ方法でJavaVMを決定するため、利用者側の考慮は基本的に不要ですが、明示的に使用するJavaVMを指定する場合は、JNDI構成情報ファイル
<WebOTXインストール先>\jndisp\config\jndiserver.conf
のjvmhomeに、使用するJavaVMのjvm.dllがあるディレクトリを設定してください。
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V5以前
【確認済みのエディション】 Standard Edition Enterprise Edition
【確認済みの対象OS】Windows
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】製品全般
【カテゴリー】運用/設定