OutOfMemoryErrorの詳細メッセージに「Java heap space」が出力されていますので、ヒープサイズが不足していることが原因です。
設定しているヒープサイズが妥当な値であるかを確認し、値が小さい場合は、その値を変更してください。
設定値の確認・変更は以下のコマンドを使用することができます。
【ヒープサイズ変更手順】
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1. 運用管理コマンド(otxadmin)を起動して該当ドメインにログインします。
2. 以下のコマンドを実行します。
【確認】
・初期ヒープサイズ
otxadmin> get server.java-config.heap-size
・最大ヒープサイズ
otxadmin> get server.java-config.max-heap-size
【変更】
・初期ヒープサイズ
otxadmin> set server.java-config.heap-size=64m
※ m はメガバイトの意味です
・最大ヒープサイズ
otxadmin> set server.java-config.max-heap-size=512m
※ m はメガバイトの意味です
3. 設定値を変更した場合は、変更を反映するために WebOTX を再起動します。
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また、設定されている値が十分なサイズであるにもかかわらず、OutOfMemoryエラーが発生する場合は、メモリリークが発生している可能性があります。以下の手順でGCログを出力する設定を行い、定期的にメモリの使用状況を確認して、メモリリークが発生していないかを確認してください。
【GCログ設定手順】
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1. 運用管理コマンドを起動して、対象のドメインにログインします。
2. 以下のコマンドを実行します。
otxadmin > set server.java-config.verbose-gc-enabled=true
3. 設定を反映するために WebOTX を再起動します。
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GCログは出力先オプションを指定しない場合、以下に出力されます。
<ドメインディレクトリ>/logs/server.log
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V8
【確認済みのエディション】Web Edition
Standard-J Edition
Express
【確認済みの対象OS】すべて
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】運用管理
【カテゴリー】運用/設定