プロセスグループの起動に失敗したとき、アプリケーションのログに次のエラーが出力される場合があります。
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JNI_CreateJavaVM() is called.
Error occurred during initialization of VM
Could not reserve enough space for object heap
Error: JNI_CreateJavaVM() failed. ret=-4
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このメッセージは JNI_CreateJavaVM()の実行に失敗したことを示しています。ret=-4 は JNI_ENOMEM です。具体的にはオブジェクトヒープ作成のための
十分な領域が確保できなかったためにエラーが発生しています。
Windows x86版の場合、WebOTXにはJavaヒープサイズを700MB程度以下にする必要があります。詳細はマニュアルに記載していますのでそちらを参照してください。
[注意制限事項 > TPモニタ > Javaヒープサイズ、メモリプールサイズ、最大同時接続数の上限]
プロセスグループのヒープサイズ設定の既定値は-1となっており、-1はOSに任せるという意味です。この場合、ヒープサイズはOSにより物理メモリのXX%を確保するという挙動になります。
物理メモリを4GBに増やしたことにより、プロセスグループで確保しようとした初期ヒープサイズが700MB程度を超えたため、プロセスの起動に失敗した可能性があります。
プロセスを起動できるようにするためには、上記マニュアル内に記載している範囲内で、プロセスグループの初期ヒープサイズと最大ヒープサイズを手動で設定してください。
【対象製品】Application Server
【確認済みのバージョン】V8.2～V9.4
【確認済みのエディション】Foundation
Standard
Enterprise
【確認済みの対象OS】Windows(x86)
【確認済みのJavaバージョン】すべて
【コンポーネント】TPモニタ
【カテゴリー】運用/設定