NISMAIL のライセンスは<稼働ライセンス>の考えを取っております。
同時に稼働可能なNISMAIL の数量分のライセンスが必要となります。
必ずしもハードウェア1台=1ライセンスではございませんので、ご注意下さい。
1OS上で複数の NISMAIL を稼働させる場合や仮想環境によって複数のNISMAIL を稼働させる場合は、その分のライセンスが必要です。
例1:クラスタ構成の場合
片方向スタンバイのクラスタ構成の場合、NISMAIL は現用系・待機系の双方のハードウェアにインストールすることになりますが両系同時に NISMAIL が稼動できない環境であれば、この場合の必要ライセンス数は現用系分のみカウントします。
例2:現用/待機構成の場合
クラスタソフトなどを導入せずに現用系・待機系と運用的に分ける場合、同時に双方のNISMAIL を稼動することができますので、この場合は双方についてライセンスが必要となります。
例3:仮想 OS 環境の場合
ハードウェアが1台であっても、仮想 OS 環境を導入して複数のゲスト OS 上で NISMAIL を稼動させる場合は複数のライセンスが必要となります。
また、vmotion等によりライブマイグレーションを行う場合は、移行元・移行先で同時にNISMAILが稼動しないかと存じます。そのため、ライセンスにつきましては、実際にNISMAILを導入した環境で同時に稼動可能な数が必要となります。
例4:本番環境と開発環境
本番環境と開発環境の双方に NISMAIL がインストールされた状態となるのであれば、実際に同時に使用するかどうかに関わらずそれぞれにライセンスが必要となります。
例5:予備機の場合
ディザスタリカバリ(DR)機等の予備機に予めNISMAILをインストールしておくのであれば、実際には同時に使用しなくても、本番機と予備機で同時に稼動が可能となりますので、予備機についてもライセンスが必要になります。障害が発生してから予備機にNISMAILをインストールするのであれば、予備機のライセンスは不要となります。
例6:FTサーバ(フォールト・トレラント・サーバ)の場合
FTサーバですが、ハードウェアは二重化されていますがシステム上は1台のサーバという認識です。
その場合 NISMAIL のライセンスについては、通常のサーバと同様にカウントして頂くことになります。