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よくあるご質問(サポートFAQ)

NetWorker 6.1.1~7.2.1で使用するTCP/IPポート番号

質問内容

NetWorker 6.1.1~7.2.1 で使用するTCP/IP ポート番号と通信プロトコルを教えて下さい。

回答内容

NetWorker では、各ノード間で、互いに以下のような接続を行います。 NetWorkerのプログラムごとに必要に応じて様々な接続先に接続を行うため、接続元をNetWorkerのプログラム単位や、 NetWorkerサーバ、ストレージノード、クライアントなどで区分することはできません。
NetWorkerプログラムが通信するたびに空いているポートが自動的に割り振られます。 指定できるのは使用するポートの範囲であり、ポートごとにプロセスを固定することはできません。
つまり「このNetWorkerプログラムはこのポートだけを使用する」というように、 設定により対応付けを行うことはできません。

接続元 接続先
NetWorkerのプログラム全て  ・NetWorkerサーバ 
 nsrd, nsrexecd, nsrindexd, nsrmmd, nsrmmdbd 
・NetWorkerストレージノード 
 nsrexecd, nsrmmd 
・NetWorkerクライアント 
 nsrexecd 
接続ポート サービス・ポート
port Pc  port 111 (sunrpc プロトコル, TCP / UDP) *1 
port 7937 (独自プロトコル, TCP) 
port 7938 (独自プロトコル, TCP) 
port Ps (独自プロトコル, TCP / UDP) 
*1 7.1以降のバージョンではNetWorker側でportmapperの役割を果たすので、portmapperのポート番号であるport 111を塞いでもNetWorkerの動作上は問題ありません。

ここで、Pc は接続元ノードで設定された「接続ポート」、Ps は接続先ノードで設定された「サービス・ポート」です。
何も設定していない場合、デフォルト値として「接続ポート」は 10001 ~ 30000、 「サービス・ポート」は 7937 ~ 9936 の範囲の任意のポート番号が使用されるようになっています。
NetWorker 7.1.1 までは使用する「接続ポート」、「サービス・ポート」の範囲を最低必要な数まで狭めることが可能です。
NetWorker 7.2.1 は「サービス・ポート」の範囲のみを狭めることが可能です。

各ポート範囲の設定を変更する場合、nwadmin コマンドで管理者ウィンドウを起動し、 [オプション] → [ポートの設定] で変更することができます。 「システム」に対して設定を変更するノード名を入力し、次に「接続ポート」と「サービス・ポート」を設定して下さい。
32768以上のポート番号が使用されると警告メッセージが出力されます。 警告が表示されても正常動作しますが、使用するポートの範囲を32767以下にすることをおすすめします。 この問題は7.5.3以降のバージョンで修正されています。

設定後、変更を行ったノードの NetWorker を再起動して下さい。 再起動後から、設定したポートのみを使用するようになります。
nsradmin コマンドや nsrports コマンドを使用してポートの設定をすることもできます。
nsradmin コマンドおよび nsrports コマンドの詳細はオンラインマニュアルを、 ポートの変更全般については管理者ガイドのファイアウォール サポートを参照してください。

関連FAQ:NetWorker 7.5.1 以降で使用する TCP/IP ポート番号

製品名カテゴリ

WebSAM NetWorker

対象製品

品名: WebSAM NetWorker
リビジョン: 6.1.x、7.1.x、7.2.1
対象OS: HP-UX
品名: WebSAM NetWorker
リビジョン: 7.1.x、7.2.1
対象OS: Solaris
  • コンテンツID: 3150103266
  • 公開日: 2012年06月29日
  • 最終更新日:2012年07月13日

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