NetWorker では1つのドライブで連続してエラーが発生した場合に、
そのドライブは使用しないようにする機能があります。
この機能により、別のドライブを使用し、バックアップすることが可能です。
デバイスリソースの「最大通算エラー回数」属性
(7.5.1以降では「最大の連続したエラー回数」属性、
CUIおよび英語環境では、「max consecutive errors」属性)
の設定値以上の連続したエラーが発生すると、ドライブのステータスが、
”サービス”か”使用不可”に変わり、
そのドライブはバックアップ等で使用されなくなります。
「最大通算エラー回数」属性のデフォルト値は20回なので、
20回連続でエラーが発生するとドライブが使用されなくなります。
この値を 1 にすれば、1回のエラーですぐにドライブは使用されなくなりますが、
テープ装置ではopenで失敗する事が少なくありませんので、極端に小さな値はお勧めできません。
小さい値に変更することになったとしても、最低でも5回程度にとどめていただくようお願いします。
ドライブのステータスは、デバイスリソースの「使用可」属性
(CUIおよび英語環境では、「enabled」属性)で設定されています。
ドライブのステータスが、”サービス”か”使用不可”に変わった後、
HW障害などが解決した場合は、デバイスリソースの「使用可」属性を”yes”に変更し、
ドライブのステータスを”使用可”にする必要があります。