NetWorkerはUTC(協定世界時)時刻上で動作しており、
TZ(タイムゾーン)環境変数にあわせて時刻をずらして表示します。
そのためサマータイムにも対応していますが以下の注意点があります。
- ログファイルはTZ環境変数の時刻で追記形式で記録されますので、時刻が戻る場合は時刻順になりません。
- NetWorker のスケジュールバックアップ機能を使用しており、
バックアップ開始時刻をまたいで時刻の変更が行われる場合には以下の点に注意が必要です。
- バックアップ開始時刻を飛び越えて時刻が進められた場合、時刻がずれてバックアップが開始される可能性があります。(切り替え当日のみ)
(例)サマータイム開始時
1:59:59 から
3:00:00 に時刻が進められる場合
上記の場合、2:00:00 ~ 2:59:59 に
設定されているバックアップは3時台にずれて実行される。
例えば“2:05”に設定されていたバックアップが、サマータイム切り替え後は
“3:05”に実行される。
※翌日以降は通常通り 2:05 に実行。
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- サマータイム終了時、バックアップ開始時刻を飛び越えて時刻を戻っても、バックアップは切り替え前と切り替え後あわせて1度のみ実行されます。(2回目は実行されません)
(例)サマータイム終了時
1:59:59 から
1:00:00 に時刻が戻る場合
上記の場合、1:00:00 ~ 1:59:59 の時間帯が2回繰り返されることになりますが、
この時間帯に設定されているバックアップは初めの1回のみ実行されます。
例えば、“1:05”に設定されていたバックアップは、サマータイム切り替え前に1度実行され、
時間が巻き戻り再び“1:05”を迎えても、2回目は実行されません。
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※上記の動作はサマータイム=「1時間」の場合の動作です。
また、サマータイムの切り替えを OS 側の機能による自動切り替えではなく、手動でシステム時刻を変更するなどの対処を行った場合は、異なる動作になる場合がございます。