管理コンソールであるNetWorker Management Console(略称:NMC)等には影響ありませんが、
下記のいずれかに当てはまるバックアップ運用をしている場合は、設定を変更する必要があります。
- クライアント
バックアップ元クライアントのセーブセットとして
ネットワーク上のWindowsのCIFS領域をUNCパスで使用しており、
Windowsの管理者アカウントで接続している
- デバイス
バックアップ先デバイスとして、
サーバまたはストレージノードにおいて
ネットワーク上のWindowsのCIFS領域をUNCパスで使用しており、
Windowsの管理者アカウントで接続している
これらに当てはまる場合、以下の手順により変更を行います。
クライアント
- NetWorker Management Consoleの「エンタープライズ」より該当NetWorkerサーバを選択し、
NetWorker管理画面を起動します。
- NetWorker管理画面の「構成」->「クライアント」を選択します。
- UNCパスを使用しているクライアント上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「アプリケーションとモジュール」タブのアクセス欄にあるパスワード(旧)を、
CIFS領域にアクセス可能なWindows管理者アカウントのパスワード(新)に変更し、
OKボタンを押します。
CIFS領域を使用するクライアントが複数ある場合は、
全てのクライアントで同様に変更してください。
デバイス
※バージョン8.0.1以降は手順1~5は必要ありません。手順6以降を実施してください。
- Windowsの「スタート」メニューから、
「設定」->「コントロールパネル」->「管理ツール」->「サービス」を選択します。
- 該当する次のサービスを停止します。
NetWorkerサーバ :NetWorker Backup and Recover
NetWorkerストレージノード:NetWorker Remote Exec
- 手順2で停止したサービスを右クリックし、
「プロパティ」を選択して「ログオン」タブを表示します。
- パスワード(旧)をパスワード(新)に変更し、「OK」ボタンを押します。
- 手順2で停止したサービスを右クリックし、「開始」を選択します。
NMCサーバがインストールされている場合は、EMC GST Service も起動してください。
- NetWorker Management Consoleの「エンタープライズ」より該当NetWorkerサーバを選択し、
NetWorker管理画面を起動します。
- NetWorker管理画面の「デバイス」->「デバイス」を選択します。
- UNCパスを使用しているデバイス上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「構成」タブのリモートホスト欄にあるパスワード(旧)を、
CIFS領域にアクセス可能なWindows管理者アカウントのパスワード(新)に変更し、
OKボタンを押します。
CIFS領域を使用するデバイスが複数ある場合は、
全てのデバイスで同様に変更してください。
- サーバとストレージノードで次のNetWorkerサービスを再起動します。
NetWorker Remote Exec
※上記サービス再起動後、サーバの場合は NetWorker Backup and Recover も起動してください。
NMCサーバがインストールされている場合は、EMC GST Service も起動してください。