NetWorkerサーバがインストールされているWindowsマシンを再起動後、NetWorker Management Consoleに接続できなくなりました。
NetWorkerのサービスが起動されているか確認したところ、
EMC GST Service サービスが起動しておらず、手動でサービスを起動すると正常に接続できます。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
イベントログを確認すると一旦EMC GST Service サービスが起動した後すぐに停止しています。
情報 2011/08/14 10:03:12 Service Control Manager 7036 なし EMC GST Service サービスは 実行中 状態に移行しました。
情報 2011/08/14 10:03:47 Service Control Manager 7036 なし EMC GST Service サービスは 停止 状態に移行しました。
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EMC GST ServiceはWebサーバの起動を15秒間待ち、この時間内に起動しない場合は終了します。
時間内にWebサーバの起動が完了しなかったためにEMC GST Serviceが停止したと考えられます。
EMC GST Service の起動後に待ち合わせを開始するため、
イベントログのタイムスタンプの間隔は15秒よりも大きくなります。
問題発生後に手動で正常に起動する場合は、
OS起動時に他のアプリケーションなどの処理が重なって負荷が大きくなり、
Webサーバの起動に時間がかかった可能性が考えられます。
Windows Server 2008以降であれば、以下の設定を行い EMC GST Serviceの起動を後に遅らせてください。
- [管理ツール]-[サービス]を選択し、サービス画面を開く
- [EMC GST Service]を選択しプロパティを開く
- 全般タブのスタートアップの種類を[自動]から[自動(遅延開始)]に変更する
- [OK]で変更を確定する
Windows Server 2003にはサービスの起動を遅らせる機能はありませんので、問題発生時に手動でEMC GST Serviceを起動してください。