ポータルの分散キャッシュの設定を実施したはずだが設定が反映されない。
使用バージョン: StarOffice X V3.0, V3.1
ポータルの分散キャッシュの有効化設定を行う際にWebOTXのドメインを停止していない場合、ドメイン起動時点の設定に巻き戻ることがあります。
設定時にはWebOTXのドメインを停止してください。
(分散キャッシュの設定に関わらず、WebOTXの起動中にdomain.xmlを編集すると変更が反映されません。)
参考マニュアル:
StarOffice X ~運用管理者編~ スタートアップガイド
第 4 章 インストール手順
ポータルの分散キャッシュの有効化
なお、分散キャッシュの設定が正しいかどうかは、WebOTXの運用コマンドotxadminを用いて、以下の手順で確認できます。
(「→」以下が確認内容です。)
1)各Webサーバにて
otxadmin上から、以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> jms-ping
→次のように表示されれば、JMSサービスは起動しています。
JMS Ping Status = RUNNING
2)JMSサーバにて
以下のコマンドを実行して、設定値を確認してください。
otxadmin> list-jmsdest
→ 以下のように表示されること({}内は記載を省略)
portalTopic topic {...}
portalQueue queue {...}
otxadmin> list-jms-resources
→ 以下のように表示されること
jms/portalTCF
jms/portalQCF
jms/portalTopic
jms/portalQueue
otxadmin> get server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling
→ 値がfalseになっていること
otxadmin> get server.portal.portal-storage.enableDistributedCache
→ 値がtrueになっていること
otxadmin> get server.portal.portal-storage.basicConfiguration
→ com.nec.webotx.portal.storage.distributed.cache.enabledがtrueになっていること