StarOffice X メールでは、メールを返信/転送した際に引用できる本文サイズの上限値を下記の設定値で設定しております。
この設定値を超えた場合、返信・転送時に元のメール本文が引用されない状況となります。
設定ファイル:
(V2.0以前)
<StarOfficeフォルダ>\Mail\WebMail\WEB-INF\classes\Config.properties
(V3.1以降)
<StarOfficeフォルダ>\Mail\WebMail\WEB-INF\classes\CommonConfig.properties
設定個所:(HTMLメールとテキストメールで設定が異なります。)
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#HTML 返信・転送最大引用設定
#単位:Kbyte(10-512)
reply_ref_html_count=50
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#テキストメールの引用可能な最大本文サイズ
#テキストメールにおける引用可能な最大本文サイズをKbytes単位で指定します。
#[設定値]
#10~512
#[既定値]50
reply_ref_text_count=50
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設定変更の詳細は下記マニュアルをご参照ください。
(StarOffice X V3.1以降のマニュアルにて記載しています。)
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 3 章 メール
- Webメールの設定を確認・変更する
- 機能や動作に関する設定(言語共通)
- (32) 引用可能な最大本文サイズ
設定手順は以下となります。
設定変更により転送時に元メールが引用可能になるかご確認ください。
(V2.0以前)
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1.設定ファイルConfig.propertiesのバックアップ
2.設定ファイルConfig.propertiesをエディタで設定値を変更
3.設定の反映
<StarOfficeフォルダ>\Mail\WebMail\WEB-INF\classes\n2a_Config.batを実行します。
4.WebOTX の再起動
WebOTX AS Agent Service を再起動します。
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(V3.1以降)
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1.設定ファイルCommonConfig.propertiesのバックアップ
2.設定ファイルCommonConfig.propertiesをエディタで設定値を変更
3.WebOTX の再起動
WebOTX AS Agent Service を再起動します。
※StarOfficeのバージョンによっては、WebOTXのサービス名に「WebOTX AS 10.1 Agent Service」のようにWebOTXのバージョンが含まれている場合がございます。
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なお、本設定のサイズ制限は、以下の事象の回避のための設定となっております。
・大きなサイズのメールを参照した場合、Webサーバ側のCPU使用率が増加し、他の処理へ影響を与える。
設定変更を行う場合は、上記を考慮した上でシステム負荷影響を見ながら徐々に拡大されるよう実施をお願いいたします。
メール本文の厳密なサイズを確認する方法はありませんが、メール全体をファイルに保存した場合のファァイルサイズが近似値になります。
<メール全体をファイルに保存する方法>
1. 該当のメールを受信したユーザでログインし、メールサービスを起動します。
2. 受信ボックスから該当のメールを選択します。
3. タイトルの右側に表示される [メール情報] のリンクをクリックします。
4. メール情報のウィンドウが起動しますので、ウィンドウを
スクロールし、下部の[メッセージのソース]ボタンを押下します。
5. [ファイルのダウンロード]メッセージが表示されますので
保存ボタンを押下し、メッセージのソースをファイルに保存します。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.5以降のバージョン