StarOffice に登録されているエントリ情報を出力するコマンド(sodirlist)を利用することで、ツールにデータをインポートすることができます。sodirlist コマンドは、CSV 形式で情報を出力できますので、出力されたファイルを Excel で読み込めば、そのままツールにコピーができます。
以下に、現在登録されているエントリ情報を、ツールにインポートし、メンテナンス用の入力パラメータファイルを作成する手順を記載します。
1.sodirlistコマンドで現在登録されているエントリ情報(ユーザやオフィスなど)をCSV形式でファイルに出力します。
実行例)
cmd> cd /D %DMROOT%\bin
cmd> sodirlist -1 USER %ROOT/* -o user_list.csv
2.出力したファイルを通常の Excel で開き、ツールの該当のシート(ユーザ一覧の場合は、「個人情報」シート)に、出力されているパラメータを全てコピーします。
(例:ユーザ一覧を出力した場合、ユーザID、姓名、一般名が出力されますので、その3つのパラメータをそれぞれツールの該当列にコピーします)
3.更新対象とするエントリの操作列を全て、「更新」にします。
(所属の場合は、「所属更新」になります)
また、変更しないエントリは、全て「処理しない」に変更してください。
4.更新対象エントリの更新すべき項目を記載します。
例えば、電話番号のみ更新したい場合は、TELNUMBERという列に、更新後の電話番号を記載します。
5.メニューシートの「データ生成」を押下し、入力パラメータファイルを出力します。
【注意】
パラメータによっては、登録時のみ指定可能なものなど存在します。更新不可なパラメータを更新対象としてExcelに新しい値を記載しても、ツールで出力されるファイルには記載されませんのでご注意ください。更新可能なパラメータ等の説明については、以下のマニュアルをご参照ください。
詳細は以下をご参照ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ リファレンスガイド
第4章 ディレクトリサービス
入力パラメータについて
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。