外部システムからStarOfficeへシングルサインオンしており、StarOffice 製品標準のログイン前画面は利用していません。
ログイン後、スケジュールやキャビネットの時刻が、正しい時刻からずれて表示されます。
どうすれば正常に表示されますか。
StarOffice X V3.1以降で提供している「多言語機能」を無効にすることでサーバの時刻をそのまま使用することができます。
StarOffice X の 「多言語機能」は、製品標準のログイン前画面でセッションごとに利用するタイムゾーンオフセット値やロケールを指定する機能です。
「多言語機能」をお使いの場合で、例えば外部システムからシングルサインオンしている、お客様独自のログイン前画面をご用意いただいているなど、製品標準のログイン前画面を使用せずにログインするカスタマイズを行っている環境では、時刻が協定世界時(UTC)で表示される場合があります。
製品標準のログイン前画面を利用しない場合には、以下の方法で、機能を無効にしてください。
【StarOffice X V3.1 の場合】
設定ファイル
<StarOfficeフォルダ>\WebOTX\domains\domain1\lib\classes\common-session.properties
関係する設定キー:
session.use.multilingualizationfeature
- コメントアウトを外し、offを指定します。
設定例)
session.use.multilingualizationfeature = off
user.default.locale
- 日本語(ja-JP)に固定する場合には変更の必要はありません。
user.default.timezone.offset
- UTC+9 (JST) に固定する場合には変更の必要はありません。
これらの設定キーの意味と設定値につきましては、マニュアルの以下を参照してください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 10 章 共通サービス
共通サービス
セッション管理サービス設定ファイル
(4) session.use.multilingualizationfeature
(5) user.default.locale
(6) user.default.timezone.offset
【StarOffice X V4 の場合】
マニュアルの以下を参照して、多言語機能を無効にしてください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 10 章 共通サービス
多言語機能を使用する
多言語機能を使用せずサーバごとに固定の言語環境とタイムゾーンを使用するには