StarOffice Xのディレクトリサービスでは、EDS(Enterprise Directory Server)という、LDAPv3に準拠したLDAPサーバを使用しております。
LDAPは標準プロトコルですので、基本的にはLDAP対応しているのであれば理論的には他社システムやツールからLDAPにより直接データを参照・編集することは可能です。
なお、LDAPサーバはRFC上実装依存となっている部分に各社の製品で微妙な違いがありますので、接続される場合には十分なテストを実施してください。
特に、クライアントプログラム側でLDAP通信を切断しないケースが時々見受けられますので注意してください。
(この場合、サーバ側が要求待ち状態になり無駄にセッションが 消費され、トラブルの原因となる場合があります)
また、StarOffice XのディレクトリサービスをLDAPサーバとして利用する場合、以下の注意事項があります。
- StarOffice Xのディレクトリサービスに付属の運用ツールでは
オフィス、ユーザ、グループ、サービスを登録すること
のみに使用できます。
上記以外のオブジェクトを登録してはいけません。
- StarOffice Xのディレクトリサービスでは本務・兼務の情報を
additionalpost という属性を利用して表現しているといった
独自の拡張を行っておりますのでご注意ください。