○設定方法
下記、3パターンにおいて制限したい容量が共通であれば設定は可能です。
・StarOffice Xから外部への発信
・StarOffice X内部への発信
・外部からStarOffice Xへの受信
設定方法はManagementConsole の [SMTP設定]-[基本設定1]-「最大受信メールサイズ」に制限したい容量を設定します。
設定の反映のためには、SMTP全サーバの再起動が必要です。
再起動はManagementConsole の[SMTPサーバ操作]-[全サーバ再起動]で行います。
※運用中のSMTPサーバ再起動にはご注意ください。
SMTPサーバ再起動をStarOffice Xの利用や外部とのメール流通が多い時間帯に行なわれた場合、SMTPを受け付けるプロセスも再起動されるため、そのタイミングで外部から届こうとしたメールなどが一時的に遅延する可能性があります。
また、メール発信についてもエラーが発生する可能性があります。
○表示されるメッセージ
容量制限を超えたメールをStarOffice Xから発信した場合、メール発信時点で以下のポップアップメッセージが利用者の画面に表示されます。
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メール送信中にエラーが発生しました。
Network failure when doing SMTP operations
552 Max message size over (XXXXXXX)
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※(XXXXXXX)には、設定した容量制限値が入ります。
外部からStarOffice Xに対してメールを発信しようとした際に、容量制限により拒否された場合の動作は、メールを発信したメールサーバの動作に依存します。
通常は送信元に対してメールサーバよりエラーメッセージが送信されます。
(補足)
1.項目名は「最大受信メールサイズ」となっておりますが、Webメール(StarOffice Xのメールサービス)や一般のクライアントソフトからのメール送信は、メールサーバの立場でいえばSMTP受信となりますので、メール送信も本項目で指定したサイズで制限がかかります。
2. インターネットメールにバイナリデータを添付する際はMIMEと言う形式でエンコードしてメールに送付します。MIME 形式でのエンコードは元のメールサイズの約4/3 倍の大きさになります。「最大受信メールサイズ」はエンコード後のサイズで制限しますのでご注意ください。
SMTPの設定に関して詳細は、マニュアルの以下の箇所を参照してください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 3 章 メールサービス
SMTP 設定
SMTPサーバの設定を変更する
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。