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よくあるご質問(サポートFAQ)

【NetWorker】プロセスを死活監視したい

質問内容

HA/ProcessSaverなどのプロセス監視ツールを使用して NetWorker のデーモンプロセスを監視し、 プロセスが消滅した際に再起動をかけたいと考えています。
NetWorkerは様々なプロセスがあるようですが、どのプロセスを監視し、 再起動の手順はどのようにすべきでしょうか?
当方にはNetWorkerサーバが複数台あり、NetWorkerをクラスタ化しているものも、 クラスタ化していないものもあるので、両方についてお教えください。

回答内容

監視すべきプロセスは以下の2つです。
  • nsrd
    NetWorkerサーバデーモンです。NetWorkerの全ての機能を統括しています。現用系でのみ起動するデーモンになります。
  • nsrexecd
    NetWorkerクライアントデーモンです。NetWorker クライアントノードにおいて起動するデーモンになります。現用系・待機系を問わず常に起動しています。


■7.4以降のバージョンの場合

  • NetWorker サーバ(クラスタ 待機系)、ストレージノード、クライアントで監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    起動方法(HP-UX): /opt/networker/bin/nsr_shutdown -q
    /sbin/init.d/networker start
    起動方法(Solaris、Linux): /usr/sbin/nsr_shutdown -q
    /etc/init.d/networker start
    起動方法(Windows): net stop nsrexecd
    net start nsrexecd
    net start gstd(EMC GST Serviceを起動する場合に実行)
    その他注意: 再起動時の無限リトライを行っても問題ありません。


  • NetWorker サーバ(クラスタ 現用系)で監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    起動方法(HP-UX): NetWorkerサーバのパッケージを再起動してください。
    起動方法(Windows): NetWorkerサーバのクラスタサービスを再起動してください。
    net start gstd(EMC GST Serviceを起動する場合に実行)
    その他注意: NetWorker のデータベースに不整合が発生している場合、何度起動しようとしても nsrd は起動できません。
    再起動は一度だけ行い、リトライはしない事を推奨します。
    (この場合、起動前にNetWorkerデータベースの復旧が必要になります)


  • NetWorker サーバ(単体サーバ)で監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    nsrd
    起動方法(HP-UX): /opt/networker/bin/nsr_shutdown -q
    /sbin/init.d/networker start
    起動方法(Solaris、Linux): /usr/sbin/nsr_shutdown -q
    /etc/init.d/networker start
    起動方法(Windows): net stop nsrd
    net stop nsrexecd
    net start nsrexecd
    net start nsrd
    net start gstd(EMC GST Serviceを起動する場合に実行)
    その他注意: NetWorker のデータベースに不整合が発生している場合、何度起動しようとしても nsrd は起動できません。
    再起動は一度だけ行い、リトライはしない事を推奨します。
    (この場合、起動前にNetWorkerデータベースの復旧が必要になります)

[注意事項]
  • 7.2.1以前のバージョンと異なりnsrexecd プロセスは1個しか常駐しません。
  • NetWorkerサーバ(HP-UX、Windows)をクラスタ化して運用する場合、 クラスタパッケージ(Serviceguard、MSFC)がnsrdの監視および再起動を行いますので、 プロセス監視ツールでnsrdを監視対象に含める必要はありません。
  • 他のプロセスを監視しなくてよい理由
    下記のプロセスはnsrdやnsrexecdによって起動状態を監視されています。
    -----
    nsrmmdbd、nsrindexd、nsrjobd、nsrmmd、nsrlcpd、nsrmmgd、
    nsrsnmd(NetWorker8.0.1以降)、nsrlogd(NetWorker8.0.1以降)
    -----
    プロセスダウンを検知すると自動的にnsrdが終了したり、nsrdやnsrexecdによってプロセスの再起動が行われるため、監視対象に含める必要はありません。
  • NMCサーバが稼働しているWindowsでNetWorker Remote Execサービスが停止すると、EMC GST Service(NMCサーバ)も停止します。NetWorker Remote Execサービスを起動しても自動的にEMC GST Serviceは起動しないので、EMC GST Serviceは別途起動する必要があります。
  • HP-UX で NetWorker License Manager Binaries(NetWorker.nwr-lbin)がインストールされている場合 lgtolmd が起動しますが、WebSAM NetWorkerでは License Manager はサポートしておりません。従って監視の必要もありません。


■7.2.1以前のバージョンの場合

NetWorker サーバノードは、NetWorker Cluster Option により二重化されている場合と通常の二重化されていない場合とで再起動の手順が異なりますので、ご注意願います。
  • NetWorker サーバ(クラスタ 待機系)、ストレージノード、クライアントで監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    起動方法(HP-UX): /opt/networker/bin/nsr_shutdown -a -q
    /sbin/init.d/networker start
    起動方法(Solaris): /usr/sbin/nsr_shutdown -a -q
    /etc/init.d/networker start
    その他注意: 再起動時の無限リトライを行っても問題ありません。


  • NetWorker サーバ(クラスタ 現用系)で監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    nsrd
    起動方法(HP-UX): /opt/networker/bin/nsr_shutdown -a -q
    /sbin/init.d/networker start
    /sbin/init.d/networker svstart
    起動方法(Solaris): /usr/sbin/nsr_shutdown -a -q
    /etc/init.d/networker start
    /etc/init.d/networker svstart
    その他注意: NetWorker のデータベースに不整合が発生している場合、何度起動しようとしても nsrd は起動できません。
    再起動は一度だけ行い、リトライはしない事を推奨します。
    (この場合、起動前にNetWorkerデータベースの復旧が必要になります)
  • NetWorker サーバ(単体サーバ)で監視するプロセス
    プロセス名: nsrexecd
    nsrd
    起動方法(HP-UX): /opt/networker/bin/nsr_shutdown -a -q
    /sbin/init.d/networker start
    起動方法(Solaris): /usr/sbin/nsr_shutdown -a -q
    /etc/init.d/networker start
    その他注意: NetWorker のデータベースに不整合が発生している場合、何度起動しようとしても nsrd は起動できません。
    再起動は一度だけ行い、リトライはしない事を推奨します。
    (この場合、起動前にNetWorkerデータベースの復旧が必要になります)

[注意事項]
  • nsrexecd プロセスを監視する場合の注意点
    nsrexecd プロセスは、クラスタ構成の有無、サーバ・ストレージノード・クライアントに関わらず、NetWorker 起動時に必ず 2つ起動します。nsrexecd プロセスは、必ず 2つ起動している必要があり、1つでも停止した場合には、NetWorker は正しく動作しません。
    また、nsrexecd プロセスは、バックアップ等の各種オペレーションに応じて、NetWorker 起動時に起動する 2つ以外に追加で複数起動する場合があります。
    もっとも一般的な例:
    バックアップ時には、実行中のセーブセットにつき1つの nsrexecd が起動されます。
    例えば6個のセーブセットが実行されると、そのときは8(=2+6)個の nsrexecd が動作中となります。
    追加で起動された nsrexecd プロセスは、オペレーションが終了すると自動的に終了します。
    そのため、2つ以上 nsrexecd プロセス動作しているかどうかを監視するようにして下さい。
  • 他のプロセスを監視しなくてよい理由
    nsrmmdbd と nsrindexd が停止した場合、自動的に nsrd も終了します。
    nsrmmd はサーバノード上の nsrd デーモンによって起動状態を監視されています。もしも nsrmmd が起動していない場合には、nsrd によって再起動が行われます。ストレージノードとなっていて、NetWorkerサーバでないサーバ上で起動していても、ネットワーク経由で監視されます。

製品名カテゴリ

WebSAM NetWorker

対象製品

品名: WebSAM NetWorker
リビジョン: 全サポートバージョン
対象OS: HP-UX
Linux
Solaris
Windows
  • コンテンツID: 3150105278
  • 公開日: 2013年10月04日
  • 最終更新日:2013年10月04日

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