環境変数ABLTRACEが設定されていない場合でも、下記の状況ではトレースが出力されます。
(1)組み込み関数&TRACEを使用してユーザトレースを出力している場合。
(2)プログラム実行時に以下の障害が発生した場合。
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1. 組み込み関数、ABLライブラリのパラメータチェックで異常が検出されたとき
2. 配列添字が範囲を越えたとき
3. ABLシステムが必要とする中間領域のメモリ確保に失敗したとき
4. ABLの実行時ルーチンのパラメータチェックで異常が検出されたとき
5. 組み込み関数の引き数の対象名が実行時無効と判断されたとき
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これらトレース出力を抑止する機能は提供しておりません。
なお、トレースの出力先は、環境変数ABLTRACEDIRに出力先パスを設定することで指定が可能ですが、出力先パスとして無効なパスを指定した場合、以下のエラーが発生するのでご注意ください。
[Windowsの場合]
MessageBoxで"OPEN:Path not found(該当パス)"とメッセージが表示され、トレースファイル出力は行われません。
環境変数HOLONNOMSGにて、MessageBox表示を抑止している場合は、前述のメッセージも表示されず、トレースファイル出力も行われません。
[HP-UX, Linuxの場合]
標準出力に"TRACE_ERROR: OPEN:Path not found(該当パス)"とメッセージが表示され、トレースファイル出力は行われません。
【確認済みのバージョン】すべてのバージョン
【確認済みの対象OS】すべてのOS
【カテゴリー】運用/設定