ページの先頭です。
ここから本文です。

よくあるご質問(サポートFAQ)

【NetWorker】GUI以外によるNetWorkerのバックアップ停止方法

質問内容

NetWorkerで開始されたバックアップを、GUI以外から停止させる方法はないでしょうか?
バックアップの実行方法やUnix系、Windows系での違いについても教えてください。

回答内容

NetWorkerでバックアップを行う場合、バージョンによってコマンドが異なります。
9.1.1 以降は nsrworkflow、nsrpolicy、save の3種類、8.2.x 以前では savegrpでの実行とsaveでの実行の2種類があります。
バックアップコマンドのFAQの「コマンドでバックアップを実行する方法」を確認してください。
以下はそれぞれのバージョンごとにバックアップの停止方法を案内します。

NetWorker 9.1.1 以降の場合

実行中の workflow job を以下に説明する「jobkill」コマンドで停止させてください。
[注意]
  • NetWorkerのスケジュール機能を使用している場合、停止対象は workflow job になります。workflow が停止すると、実際にバックアップを行うプロセスsaveや、内部で動作しているプロセス savegrp も同時に停止します。
  • nsrpolicy コマンドでバックアップを実行している場合でも、workflow job を停止して下さい。
  • workflow のみが終了し、saveが終了せずに起動したままとなるため、nsrworkflow をシグナル「SIGKILL」で停止させないでください。一部のJob管理ツール(JobCenter等)では、ジョブを終了させると nsrworkflow が「SIGKILL」で停止されます。
  1. 以下のコマンドを実行
    jobkill

  2. 現在実行中のジョブ一覧が表示されるので、停止したいjob idを確認
    ※通常は workflow job を停止させれば savegrp 及び save も停止します
    ※今回は「type: workflow job」の「name: test」を停止させるので対象job idは「64012」です
         (実行例)
           jobkill
                                 job id: 64013;
                                   name: savegrp;
                                   type: backup action job;
                                command: "savegrp -Z backup:traditional -v";
                      NW Client name/id: ;
                             start time: 1602750004;
           ------------------------------------------------------
                                 job id: 64015;
                                   name: /work/data;
                                   type: save job;
                                command: \
           "save -LL -s nw-vm26 -g test/Workflow1/backup/test_Workflow1 -a \"*policy acti\
           on jobid=64013\" -a \"*policy name=test\" -a \"*policy workflow name=Workflow1\
           \" -a \"*policy action name=backup\" -y \"Sun Nov 15 23:59:59 GMT+0900 2020\" \
           -w \"Sun Nov 15 23:59:59 GMT+0900 2020\" -m nw-vm26 -b Default -o REQUESTED_LE\
           VEL:level=full; -l full -q -W 78 -N /work/data /work/data";
                      NW Client name/id: nw-vm26;
                             start time: ;
           ------------------------------------------------------
                                 job id: 64012;
                                   name: test;
                                   type: workflow job;
                                command: \
           /usr/sbin/nsrworkflow -s nw-vm26 -p test -w Workflow1 -L;
                      NW Client name/id: ;
                             start time: 1602750004;
           ------------------------------------------------------
        
  3. 停止させるjob idを入力し、Enterキーを押下
       (実行例)
        Specify jobid to kill ('q' to quit, 'r' to refresh): 64012
        
  4. 「Specify jobid to kill」が表示されたら、r を入力してEnterキー押下
        (実行例)  
        Terminating job 64012
        Specify jobid to kill ('q' to quit, 'r' to refresh): r
        
  5. 現在動作中のジョブに、停止したジョブが表示されていないことを確認後、
    q を押下してjobkillを終了

NetWorker 7.6~8.2.x の場合

実行中の savegrpおよびsaveは以下に説明する「jobkill」コマンドを使用することで停止できます。
[注意]
  • NetWorkerのスケジュール機能を使用している場合、停止対象はsavegrpになります。savegrpが停止すると、実際にバックアップを行うプロセスsaveも同時に停止します。
  • savegrpのみが終了し、saveが終了せずに起動したままとなるため、savegrpをシグナル「SIGKILL」で停止させないでください。一部のJob管理ツール(JobCenter等)では、ジョブを終了させるとsavegrpが「SIGKILL」で停止されます。
  1. 以下のコマンドを実行
    jobkill

  2. 現在実行中のジョブ一覧が表示されるので、
    停止したいjob idを確認
    ※通常はsavegrpを停止させればsaveも停止します
    ※今回はtestGを停止させるので対象job idは「64001」です
         (実行例)
           jobkill
                          job id: 64001;
                            name: testG;
                            type: savegroup job;
                         command: ;
               NW Client name/id: ;
                      start time: 1379642158;
           ------------------------------------------------------
                          job id: 64003;
                            name: /etc/hosts;
                            type: save job;
                         command: \
           save -s isis -g testG -LL -m isis -l full -q -W 78 -N /etc/hosts /etc/hosts;
               NW Client name/id: isis;
                      start time: 1379642159;
          ------------------------------------------------------
           Specify jobid to kill ('q' to quit, 'r' to refresh): 
        
  3. 停止させるjob idを入力し、Enterキーを押下
        (実行例)
        Specify jobid to kill ('q' to quit, 'r' to refresh): 64001
        
  4. 「Specify jobid to kill」が表示されたら、r を入力してEnterキー押下
        (実行例)  
        Terminating job 64001
        Specify jobid to kill ('q' to quit, 'r' to refresh): r
        
  5. 現在動作中のジョブに、停止したジョブが表示されていないことを確認後、
    q を押下してjobkillを終了

NetWorker7.5以下の場合

UNIX:
savegrpとsaveはどちらも同じ方法で停止できます。
停止させるには何らかの方法によってSIGTERMを送信する必要があります。
一般的にはkillコマンドを使用します。HP-UXの場合は以下のようになります。
  # kill -15 プロセスID

Windows:
savegrpとsaveは同じ方法で停止できます。
Windowsの場合は、現状OSからSIGTERMを送信する方法が存在しません。停止をさせたい場合は、タスクマネージャから行ってください。
タスクマネージャを開いて、[プロセス]タブを選択します。
表示されたプロセス一覧から、NetWorkerサーバ上では"savegrp.exe"、バックアップ対象クライアント上では"save.exe"を右クリックして、表示されたメニューから「プロセスツリーの終了」をクリックしてください。
「プロセスの終了」によってNetWorkerサーバ上のsavegrpを停止しても、バックアップ対象クライアントのsaveは停止しませんので注意してください。

製品名カテゴリ

WebSAM NetWorker

対象製品

品名: WebSAM NetWorker
リビジョン: 全サポートバージョン
対象OS: HP-UX
Linux
Solaris
Windows
  • コンテンツID: 3150105930
  • 公開日: 2013年10月25日
  • 最終更新日:2020年11月02日

アンケート

サポート情報充実のためアンケートにご協力をお願いいたします。



コメント欄:
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。