一般的にCOBOL製品のベンダ間移行においては、各社が独自に拡張している機能があるため、ベンダ間の移行の際には修正が必要です。
COBOLの標準規格に則った機能の範囲でのご利用の場合は互換があります。
ベンダ独自の機能をどのぐらいお使いかにより修正量や難易度は違います。
また、注意事項としましては、相対・索引ファイルをお使いの場合はデータベース(Oracle)などの別の方法への変更が必要になります。
また、データ移行における注意事項としまして、アンパックの数字項目(9およびS9)の、重ね符合部分の内部表現形式(バイナリ値)が異なります。
COBOL85 for IPFで作成するアプリケーションの翻訳時に-CSのオプション指定を行うことで、アンパックの数字項目(9およびS9)の重ね符合部分の内部表現形式(バイナリ値)をMicro Focus社と同じ内部表現形式とすることが可能です。
MF-COBOL から COBOL V1 に移行した場合、TPBASEとしては以下の点を考慮していただく必要があります。
・COBOL V1用の制御ライブラリ(libtplib.so.X)を利用する必要がある(Xは数字)
・TPPおよび各種APIの利用に際しCOBOL V1用のコピー原文を利用する必要がある
【確認済みのバージョン】すべて
【確認済みの対象OS】Red Hat Linux