生成したモジュールのサイズに差異が生じることは、有り得ます。
原因として、以下の3点が考えられます。
このうち(1)については、アプリケーションの挙動にも影響が出る可能性がありますので注意が必要です。
(1)HolonEnterpriseの生成オプションの設定が異なっているため
現バージョンの環境と、旧バージョンの環境とで、生成オプションの設定が異なる場合、生成されるモジュールのサイズに差異が生じる場合があります。
生成オプションには、生成するモジュールのサイズに影響する設定項目が数多く存在します。
また、生成オプションの設定は、モジュールサイズだけでなく、アプリケーションの挙動にも影響が出る可能性がありますので、十分にご確認ください。
生成オプションは、以下のツールで設定できます。双方のバージョンでの設定について、ご確認ください。
・アプリケーションデザイナ
・スペックマネージャ
・環境設定ツール
(2)HolonEnterprise生成機能が改修されたため
HolonEnterpriseのバージョンアップに際し、生成機能の内部処理が一部改修されており、その結果、出力されたモジュールのサイズに差異が生じる場合があります。
(3)VisualStudioのバージョンが異なるため
コンパイラとして使用しているVisualC++のバージョンが異なる場合、同梱されるVisualC++のヘッダファイル、ライブラリの差異が原因となる場合があります。
生成されるモジュールには、開発者がコーディングしたプログラムだけでなく、VisualC++のヘッダファイルやライブラリの一部も取り込まれます。その結果、モジュールに取り込まれた、ヘッダファイルやライブラリのサイズ差異の合計が、モジュールのサイズ差異として表れることになります。
【確認済みのバージョン】すべてのバージョン
【確認済みの対象OS】すべてのOS
【カテゴリー】環境移行