ファイルサイズが増大する原因として、以下が考えられます。
1)グローバル変数に初期値が定義されている
HolonEnterpriseで生成すると内部処理で一旦Cソースを出力します。このCソースに初期値の設定処理が出力され、ファイルサイズが大きくなります。その結果、実行形式ファイルのファイルサイズが増大します。
グローバル変数定義画面で初期値を設定せずに、処理内(初期処理など)で値を代入することで実行形式ファイルのファイルサイズが小さくなります。
2)生成オプションで各種情報を実行形式ファイルに取り込む
以下のオプションを指定すると、実行形式ファイルのファイルサイズが大きくなります。
・フォント/色情報の展開
・プログラムに対する画面/帳票オブジェクト
・プログラムに対するビットマップファイル
3)外部参照仕様が多い
生成時に使用するファイルが増えます。このため、ファイルサイズが大きくなります。
生成オプションを指定することで実行形式ファイルのファイルサイズを最適化することができますが、アプリケーションの実行速度が低下する生成オプションもありますので十分ご検討の上、指定をお願い致します。
1)Cオブジェクト:最適化する
コンパイルオプションに「/Os実行可能ファイルのサイズの優先」を付加します。このため、生成時にファイルサイズの最適化をしますが、実行速度が低下します。
2)ABL:最適化する
ファイルサイズの最適化をしますが、障害発生時の調査時に、行番号トレースと関数トレースの採取ができなくなります。
3)オブジェクト:圧縮する
「プログラムに対する画面/帳票オブジェクト:取り込む」に設定した場合のみ効果があります。
生成時に出力される画面/帳票オブジェクトファイルを圧縮します。「圧縮しない」の場合に比べてファイルサイズは小さくなりますが、オブジェクト出力およびオブジェクト読み込みで多少時間が長くなります。
生成オプションの詳細は、基本機能ガイドを参照願います。
[基本機能ガイド > 3.1.6 オプションの指定 > 拡張オプションの設定]
【確認済みのバージョン】すべてのバージョン
【確認済みの対象OS】すべてのOS
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)