開発ツールとして通常のEclipseを用いた場合、開発端末とは別のLinux機に搭載したWebOTX上で稼動するWebサービスを実装したEARファイルを作成するにはどのような手順を踏めばよいのでしょうか。
単体動作確認は別途何かしらの方法で行われるという前提で考慮外としていただいてかまいません。
通常のEclipseで作成する場合は、Webサービスに必要なクラスをコマンドを利用して作成することになります。
マニュアルでは、以下の章に記載されている内容を実施してクラスを生成して、それらを動的Webプロジェクトの一部としてWARにまとめます。
3.1.2.3. WSDLやXML書式からのWebサービスの作成
- 3.3.JAX-WS Web サービスを作成する( コマンド )
- 3.4.JAX-RPC Web サービスを作成する( コマンド )
3.1.2.10. コマンドリファレンス
Developer"s Studio で提供しているWebサービス(JAX-WS/JAX-RPC)ウィザードも内部的にはこれらコマンドを利用して、Webサービスに関連するクラスを生成しています。
なお、JAX-RPCの後継仕様である JAX-WS では、アノテーションが導入され簡単にWebサービスが作成できるようになっています。とりあえずの動作するWebサービスであれば、Eclipse の動的Webプロジェクトに以下のような@WebService アノテーションを付与したクラスを作成し、WARにしてWebOTX上に配備するだけで wsSimpleWSメソッドがWebサービスとして公開されます。
SampleWS.war というwarファイル名だったとした場合、
http://サーバ名/SampleWS/TestWSService?WSDL
で、公開されたWSDLが参照できます。
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package com.test;
import javax.jws.WebService;
@WebService
public class TestWS {
public String wsSimpleWS(String name) {
return "Hello " + name + " !!";
}
}
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【対象製品】Developer
【確認済みのバージョン】V8.3
【カテゴリー】開発/設計(性能チューニング)