HolonEnterpriseのバージョン間で、利用するVC++のバージョンに変更がない場合、作成したアプリケーションをそのままご利用いただくことが可能です。
【留意事項】
ただし、OSの変更やプログラムの構造によって、修正・リコンパイルが必要となる場合があります。
下記点に留意してください。
・VC++バージョンの変更
旧環境と異なるVC++を使用し、リコンパイルを行う場合、同一プロセスのすべてのアプリケーションを、同じバージョンのVC++でリコンパイルすることを推奨しています。
・画面表示と帳票印字
OSの差異により、画面の表示結果や帳票の印字結果が若干異なる可能性があります。
また、帳票については、プリンタドライバの差異によっても、印字結果が若干異なる可能性があります。
・ローカル変数未初期化の顕在化
ローカル変数に値を未設定の状態で参照している場合、
メモリ状態により意図しない値を参照し、不正な動作をする
可能性があります。
・不正メモリアクセスの顕在化
BASEDやパラメータにより確保時と異なるサイズでの参照を行っている場合、メモリ状態により意図しない結果(アボートなど)
となる可能性があります。
・Oracleのバージョンアップ
通常はCLI環境ファイル(CLIA6S.INI 、CLIA6M.INI)の記述変更により、動的にOracle用のドライバをロードするため、リコンパイルの必要はございません。但し、Oracleの差異により、ソースの修正が必要となる可能性があります。
・WebOTXのバージョンアップ
WebOTXの差異により、スタブの再生成が必要となる可能性があります。この場合、スタブと連携するAPは同一のコンパイラで生成する必要があります。
・TUXEDOのバージョンアップ
TUXEDOの差異により、リコンパイルが必要となる可能性があります。
・その他のミドルウェアのバージョンアップ
ミドルウェアの差異により、リコンパイルが必要となる可能性があります。
【確認済みのバージョン】すべてのバージョン
【確認済みの対象OS】Windows
【カテゴリー】環境移行