StarOffice Xのプログラムとデータは、既定値ではインストールフォルダ配下に保存されます。
このうち、一部のデータについては、別フォルダ・別ドライブに移動することができます。
ここではキャビネットのデータ格納先の追加・変更についてご説明します。
キャビネットのデータは、データベース(StarOffice独自形式でRDBとは別)と文書本体に分かれます。
これらは、サーバ上のコマンドにて格納先の追加・移動を行うことができます。
追加・移動先の手順は下記マニュアルをご覧ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第2章 キャビネット・掲示板
目的別に設定を変更する
データベースパス・文書本体格納パスを変更するには
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
●注意
主にディスクサイズを消費するのは文書本体になりますが、これはあらかじめ登録された「文書本体格納パス」フォルダにランダムで格納されます。
一つのフォルダに集中して登録されてしまい、性能が劣化することを防ぐための仕様になります。
別ドライブに格納先フォルダの追加を行った場合でも、もともと登録済みのフォルダも含めてランダムに登録されていきますので、既存ドライブが溢れている場合は、追加だけでなく移動も行う必要があります。
「文書本体格納パス」の移動作業には、文書実体ファイルのWindowsディスク上の移動を伴います。
このため文書数およびディスクアクセス性能により実行時間が長くなる場合がありますのでご注意ください。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン