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よくあるご質問(サポートFAQ)

【StarOffice】 StarOfficeX: 施設を別の施設分類配下に移動する方法について

質問内容

既に登録されている施設を、予約情報やセキュリティ情報を削除する事なく別の施設分類配下に移動させる方法を教えてください。

  <施設の移動イメージ例>
    施設分類[4F会議室]配下に登録されている"大会議室"を、[3F会議室]配下に移動したい

    ≪移動前≫
       [本社]
         +-[3F会議室]
         |   ・会議室A
         |   ・会議室B
         |
         +-[4F会議室]
             ・会議室C
             ・大会議室

    ≪移動後≫
       [本社]
         +-[3F会議室]
         |   ・会議室A
         |   ・会議室B
         |   ・大会議室
         |
         +-[4F会議室]
             ・会議室C

回答内容

施設の移動は、以下いずれかの方法で行う事が可能です。

  (1) Webスケジュールメンテナンスにて該当施設の再登録を行う方法
  (2) 運用コマンドRRsplsav/RRspllodを利用して、施設データの修正を行う方法

以下、各方法の詳しい手順について説明致します。

(1) Webスケジュールメンテナンスにて該当施設の再登録を行う方法
施設削除時に予約情報、及びセキュリティ情報を削除しないようシステム設定を行い、Webスケジュールメンテナンスにて該当施設の削除→再登録を行います。

<移行手順>
1. システム設定の確認・変更
施設削除時に予約情報、及びセキュリティ情報を削除しないようにシステム設定を行います。
システム設定はWebスケジュールメンテナンスのコンフィグレーションにて行います。

設定ファイル:
  <StarOfficeフォルダ>\Schedule\WebSchedule\SOSchedule\SplMnt\Config\MntConfig.inc

設定項目:
  Const SG_Mnt_Fac_intDeleteReservation = 0
    0:施設削除時に予約情報を削除しない
    1:施設削除時に予約情報を削除する(既定値)

  Const SG_Mnt_Fac_intDeleteSecurity = 0
    0:施設削除時にセキュリティ情報を削除しない(既定値)
    1:施設削除時にセキュリティ情報を削除する

※システム設定をインストール既定値のまま運用を行われている場合は、「Const SG_Mnt_Fac_intDeleteReservation」のみ変更対象となります

2. 施設の削除
Webスケジュールメンテナンスにログインし、移動対象となる施設を一旦削除します。
次の手順にて施設を再登録しますので、削除時には該当施設のIDを控えておいてください。
※例では、"大会議室"を削除します


3. 施設の再登録
移動先となる施設分類配下に、手順2で削除した施設と同一IDの施設を新規登録します。
※例では、[3F会議室]配下に"大会議室"を新規登録します

4. システム設定の変更(必要な場合のみ)
手順1で変更したシステム設定を、変更前の値に戻します。

設定ファイルの詳細につきましては、以下のマニュアルを参照ください。
  
  StarOffice X ~運用管理者編~  コンフィグレーションガイド
    第4章  スケジュールサービス
      スケジュールWebメンテナンスのコンフィグレーション
  ※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。

 (2)運用コマンドRRsplsav/RRspllodを利用して、施設データの修正を行う方法
運用コマンドRRsplsav/RRspllodを利用して、別の施設分類配下へ施設を移動する事が可能です。
移動対象となる施設に登録されている予約情報、及びセキュリティ情報につきましても、そのまま引き継がれます。

運用コマンド実行時はDBテーブルをロックしますので、スケジュールサービスが利用できなくなります。
本手順は、ユーザがStarOffice Xを利用していない状態で行ってください。

<修正方法>
1. 施設情報のファイル出力
運用コマンド「RRsplsav」にて、施設情報データを更新形式でセーブします。
以下のようにコマンドを実行してください。
  >%SOSPL%\bin\RRsplsav FAC_OBJ {出力ファイル名} /C UPD
  実行例)
  >%SOSPL%\bin\RRsplsav FAC_OBJ E:\Temp\fac_data /C UPD

2. 移動対象となる施設情報データの抽出
手順1で出力したデータファイルより、移動対象となる施設のデータレコード以外を削除します。
※例では、<施設ID>項目に"大会議室"の施設IDが設定されているデータレコード以外を削除します

3. 施設情報データの修正
手順2で抽出したデータファイルより、データレコードの上位施設ID項目の設定値を、移動先となる施設分類の施設分類IDに変更します。
※例では、<上位施設ID>項目に[4F会議室]の施設分類IDが設定されていますので、[3F会議室]の施設分類IDに変更します。

4. 施設情報の更新登録
運用コマンド「RRspllod」にて、手順3で修正したデータファイルをロードします。
以下のようにコマンドを実行してください。
  >%SOSPL%\bin\RRspllod FAC_OBJ {入力ファイル名}
  実行例)
  >%SOSPL%\bin\RRspllod FAC_OBJ E:\Temp\fac_data

実行後、データ修正した施設情報が指定した施設分類配下に移動した状態で更新されます。

運用コマンドの詳細、およびデータファイルのフォーマットにつきましては、マニュアルの以下を参照ください。

  StarOffice X ~運用管理者編~  リファレンスガイド
    第3章  スケジュールサービス
      登録データをメンテナンスする
        スケジュールサービスのデータをセーブする
        スケジュールサービスのデータをロードする
  ※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。

対象バージョンは以下の通りです。
 - StarOffice X V1.0以降のバージョン

製品名カテゴリ

StarOffice X

  • コンテンツID: 3150106767
  • 公開日: 2014年01月14日
  • 最終更新日:2015年06月24日

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