Intel Xeon プロセッサー E5 / E7 / E3 v2系 を搭載した ESXi 上の仮想マシンで、一部のゲストOSが Blue Screen や Kernel Panic となる事象が発生しました。原因と対処を教えてください。

Intel 社が修正した以下エラッタ(不具合)が該当している可能性があります。

　A MOV to CR3 When EPT is Enabled May Lead to an Unexpected Page Fault
　or an Incorrect Page Translation.

• Intel Xeon Processor E5 v2 Product Family: Specification Update
  - CA135.
  
• Intel Xeon Processor E7 v2 Product Family: Specification Update
  - CF124.
  
• Intel Xeon Processor E3 v2 Product Family: Specification Update
  - BX111.

本問題に関しては以下 VMware 社のナレッジでも公開されており、Intel Xeon Processor E5/E7/E3 v2（Ivy Bridge）世代のプロセッサーを搭載した ESXi 上で、 ゲストOSが「Windows Server 2008 R2」や「Red Hat Enterprise Linux」、「Solaris 10 (64bit)」の仮想マシンが Blue Screen や Kernel Panic になる事象が報告されています。

• Windows 2008 R2, Red Hat Enterprise Linux and Solaris 10 64-bit virtual machines blue screen or kernel panic when running on ESXi 5.x with an Intel E5/E7/E3 v2 series processor
  http://kb.vmware.com/kb/2073791
  

恒久対処としては、問題が修正されたマイクロコードを含む最新 BIOS へのアップデートが必要となります。BIOS に関する詳細につきましてはファーストコンタクトセンターにお問い合わせください。

もし、修正版 BIOS が未リリースの場合や、BIOS アップデートが困難な場合は以下の対処をご検討ください。

• ESXi 5.1 または ESXi 5.5 をご利用の場合
  以下アップデート以降で本問題が解決されていますので適用をお願いします。
  
  ＜ 修正済みアップデートリリース ＞
  　・ ESXi 5.1 Update 3 以降
  　・ ESXi 5.5 Update 2 以降
  
  　　（ご参考）
  　　・ VMware ESXi 5.1 Update 3 へのアップグレードのお知らせ
  　　・ VMware ESXi 5.5 Update 2 へのアップグレードのお知らせ
  
• ESXi 5.0 をご利用の場合
  KB2073791 の Attachments から本問題に対処した VIB をダウンロードし ESXi に適用してください。適用方法についても同KB をご参照ください。

　※安定稼働の観点から ESXi は最新バージョンでご利用いただくことを推奨します。

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