GUARDIANWALL V7.4 ではサーバ設定ファイル(mss.conf)の PasswdSend パラメータを変更することで、元メールの送信者と併せて受信者宛てにもパスワード通知メールを送信することが可能です。
また、GUARDIANWALL V7.5 において添付ファイル暗号化機能を「全メール暗号化」に設定した場合も同様の仕様となります。
設定手順は以下の通りです。
1./opt/Guardian/Admin/etc/wall/mss.conf ファイルの編集
GUARDIAN 管理サーバの Linux コンソールに root ユーザでログインし、
以下の mss.conf ファイルを編集します。
対象ファイル:
/opt/Guardian/Admin/etc/wall/mss.conf
編集内容:
[Encrypt] セクション
PasswdSend = 1
※初期値は 0(送信者へ通知)となっております。
2.GUARDIAN 検査サーバに上記設定を反映
GUARDIAN 管理サーバにて、下記コマンドを実行します。
# /opt/Guardian/Admin/support/pushMailWall -r conf
※上記コマンド実行時に、GUARDIAN 検査サーバプロセスの再起動が発生します。
本サービス停止中は、新規に送信されたメールは前段メールサーバの
キューに滞留し、起動後に前段メールサーバの再配送間隔に従い
配送されます。
既に処理中のメールにつきましては、そのまま処理が継続されます。
pushMailWall の使用方法は、下記 GUARDIANWALL のマニュアルをご参照ください。
「GUARDIANSUITE 管理サーバー 利用の手引き」
12-5 pushMailWall
PasswdSend パラメータ及びパスワード通知メールの詳細につきましては下記マニュアルをご参照ください。
「GUARDIANSUITE 検査サーバー利用の手引き」
5-2 サーバー設定ファイル
PasswdSend
5-9 添付ファイル暗号化機能仕様
(2) パスワード通知メール
なお、最新版の GUARDIANWALL V7.5 では以下のような仕様となります。
・管理画面の「メール」-「システム管理」-「添付ファイル暗号化設定」-「基本」-
「添付ファイル暗号化機能」を「全メール暗号化」にした場合、
サーバ設定ファイル(mss.conf)の PasswdSend パラメータの設定に従います。
・管理画面の「メール」-「システム管理」-「添付ファイル暗号化設定」-「基本」-
「添付ファイル暗号化機能」を「検査・配送ルールで指定されたメールのみ
暗号化」にした場合、各検査・配送ルールごとに差出人・受信者へ
パスワード通知メールを送信するかどうか設定可能です。
※サーバ設定ファイル(mss.conf)の PasswdSend パラメータを
「1」(送信者・受信者に通知)に変更していた場合でも、
上記機能を有効にしますと検査・配送ルールの設定画面で
指定した内容が優先されます。