キャビネットサーバの運用コマンド bcabrmobj を実行すると異常終了し、bcabrmobj.log に以下の内容が出力されました。
対象ログ:
<StarOfficeフォルダ>\Cabinet\Server\Log\bcabrmobj.log
エラーメッセージ:
2014/06/03 04:30:13 osmbcab.cpp: (83:2855) ERROR: 参照に失敗しました: code=<0x40800535>
このエラーが出力される原因と対処方法を教えてください。
本エラーメッセージはbcabrmobj.exeが実行開始後30分経過したタイミングで発生します。
キャビネットサーバに多数の文書が登録されていると発生します。
【回避策】
回避策としては、削除をする文書のオーナーを分割して入力ファイルを作成することでbcabrmobj の実行時間を短くします。
設定変更の詳細は下記マニュアルをご参照ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ リファレンスガイド
第 1 章 キャビネット・掲示板
- キャビネットサーバの運用コマンド
- 不要オブジェクトを削除する(bcabrmobjコマンド)
【防止策】
防止策としては、キャビネットサーバで使用する環境変数OM_TIMEOUTの設定値を変更することで、タイムアウト時間を変更することができます。
設定変更の詳細は下記マニュアルをご参照ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 2 章 キャビネット・掲示板
- キャビネットサーバの設定を確認・変更する
- 環境変数
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン