ディレクトリメンテナンスツールやsomnt.batコマンドでディレクトリを更新した場合の各サーバへの連携処理は、
「<StarOfficeフォルダ>\BusinessDirectory\bin\commandrule\」
フォルダ直下の、「COMMONRULE_nnXXXX」ファイルに記載のルールに従って実行されます。
・StarOffice X V1.0~1.5の動作
「COMMONRULE_nnXXXX」のnnの部分の数字が小さい順に、各サーバの処理が終わるのを待って順番に実行されます。
・StarOffice X V2.0以降の動作
「COMMONRULE_nnXXXX」のnnの部分の10の位が異なるものは、各サーバの処理が終わるのを待たず同時に並列に実行されます。
10の位が同じで1の位が異なるものは、1の位が小さい順に、各サーバの処理が終わるのを待って順番に実行されます。
例:V2.0以降で以下のファイルが存在する場合
COMMONRULE_05MAIL
COMMONRULE_13SEARCH
COMMONRULE_15BCABS
COMMONRULE_17SEARCH
COMMONRULE_40PRESENCE
上記の例の場合、COMMONRULE_05MAIL、COMMONRULE_13SEARCH、COMMONRULE_40PRESENCEは同時に実行されます。
COMMONRULE_13SEARCHの処理終了後には、COMMONRULE_15BCABS、COMMONRULE_17SEARCHの順に実行されます。
なお、各「COMMONRULE_nnXXXX」ファイル内の"server"キーに複数のホスト名が記載されている場合は、それらのホストに同時に連携処理が実行されます。この動作はV1でもV2以降でも同じです。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン