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よくあるご質問(サポートFAQ)

[ESMPRO/ServerManager, ESMPRO/ServerAgentService]IPアドレス・コンピュータ名・ドメイン・Administratorパスワードが変更された時の影響について

質問内容

ESMPRO/ServerManager,ESMPRO/ServerAgentServiceをインストールしているサーバのIPアドレス・コンピュータ名・ドメイン・Administratorパスワードを変更した場合およびESMPRO/ServerManagerにコンポーネント登録しているESXiのアカウントのパスワードを変更した場合の影響を教えてください。

回答内容

※Managerサーバは、ESMPRO/ServerManagerをインストールしているサーバです。
※Agentサーバは、ESMPRO/ServerAgentServiceをインストールしているサーバです。

1.IPアドレスを変更した場合

 1)ManagerサーバのIPアドレスを変更した場合

  1-1)Managerサーバの設定変更項目
   以下の手順でESMPRO/ServerManagerのサービスを再起動してください。
   サービスの再起動の代わりにESMPRO/ServerManagerがインストールされている装置
   を再起動していただくことでも対応可能です。

  ■サービス停止順
   1.DianaScope ModemAgent
   2.ESMPRO/SM Web Container
   3.ESMPRO/SM Event Manager
   4.ESMPRO/SM Base AlertListener
   5.ESMPRO/SM Common Component
   6.ESM32BridgeService for AlertListener(*2)
   7.ESM32BridgeService for NvAccessor(*2)
   8.Alert Manager Socket(R) Service(*1)
   9.ESMPRO/SM Base Service
  10.Dmi Event Watcher(*1)
  11.ESM Alert Service
  12.ESM Command Service
  13.ESM Remote Map Service
  14.ESM Base Service
  15.Alert Manager HTTPS Service(*1)
  16.Alert Manager WMI Service

  ■開始順序
   1.Alert Manager WMI Service
   2.Alert Manager HTTPS Service(*1)
   3.ESM Base Service
   4.ESM Remote Map Service
   5.ESM Command Service
   6.ESM Alert Service
   7.Dmi Event Watcher(*1)
   8.ESMPRO/SM Base Service
   9.Alert Manager Socket(R) Service(*1)
  10.ESM32BridgeService for NvAccessor(*2)
  11.ESM32BridgeService for AlertListener(*2)
  12.ESMPRO/SM Common Component
  13.ESMPRO/SM Base AlertListener
  14.ESMPRO/SM Event Manager
  15.ESMPRO/SM Web Container
  16.DianaScope ModemAgent

  *1 設定により停止している場合があります。
    停止している場合は、サービスの開始/停止する必要はありません。

  *2 ESMPRO/ServerManager Ver.6.40以降のバージョンのみに存在するサービスです。

  1-2)Agentサーバの設定変更項目
  以下の手順に従って、再設定してください。

  マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) [スタート]メニューから[通報設定]をクリックします。
      アラートマネージャ設定ウィンドウが起動します。
    2) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
      [通報先リストの設定]を選択します。
    3) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
    4) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
    5) IPアドレスを設定します。
    9) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
      画面を閉じます。
    -------------------------------------------------------------

  マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
      -[サービス]を選択します。
    2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「プロパティ」を選択します。
    3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
    4) "トラップ送信先"にManagerサーバのIPアドレスを指定します。
    5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
    6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
    -------------------------------------------------------------

 2)AgentサーバのOS 又は、BMCのIPアドレスを変更した場合

  2-1)Managerサーバの設定変更項目
   ESMPRO/ServerManagerの接続設定画面にて該当するIPアドレスを変更してください。
   変更後、管理対象サーバの接続チェックを実行してください。

   システム管理(SNMP)にて、リモートウェイクアップ機能を
   使用している場合、リモートウェイクアップ設定画面にて、
   MACアドレスとIPブロードキャストアドレスを変更してください。

  2-2)Agentサーバの設定変更項目
   ESMPRO/ServerAgentServiceとESMPRO/ServerManagerを同一サーバに
   インストールし、AgentサーバのIPアドレスを宛先に設定している場合、
   以下の手順に従って、再設定してください。

  マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) [スタート]メニューから[通報設定]をクリックします。
      アラートマネージャ設定ウィンドウが起動します。
    2) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
      [通報先リストの設定]を選択します。
    3) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
    4) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
    5) IPアドレスを設定します。
    6) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
      画面を閉じます。
    -------------------------------------------------------------

  マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
      -[サービス]を選択します。
    2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「プロパティ」を選択します。
    3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
    4) "トラップ送信先"にManagerサーバのIPアドレスを指定します。
    5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
    6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
    -------------------------------------------------------------

2.コンピュータ名(ホスト名)を変更した場合

 1)Managerサーバのコンピュータ名を変更した場合

  1-1)Managerサーバの設定変更項目
   <ESMPRO/ServerManagerインストールフォルダ>\ESMWEB\wbserver\webapps\esmpro\WEB-INF\service\options.txt
   中の "SM_NAME=xxxx" と記載されている行を削除してください。
   その後、1-1)項に記載のサービス再起動手順に従って、
   サービスを再起動してください。

  1-2)Agentサーバの設定変更項目
  以下の手順に従って、再設定してください。

  マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) [スタート]メニューから[通報設定]をクリックします。
      アラートマネージャ設定ウィンドウが起動します。
    2) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
      [通報先リストの設定]を選択します。
    3) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
    4) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
    5) ホスト名を設定します。
    9) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
      画面を閉じます。
    -------------------------------------------------------------

  マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
      -[サービス]を選択します。
    2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「プロパティ」を選択します。
    3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
    4) "トラップ送信先"にManagerサーバのホスト名を指定します。
    5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
    6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
    -------------------------------------------------------------

 2)Agentサーバのコンピュータ名を変更した場合

  2-1)Managerサーバの設定変更項目
    管理しているサーバのコンポーネント名を新しいコンピュータ名に
    したい場合は、ESMPRO/ServerManagerの接続設定画面にて
    コンポーネント名を変更してください。

    尚、本操作は必須ではありません。旧コンポーネント名のまま管理
    することで問題ない場合は、コンポーネント名の変更は不要です。

  2-2)Agentサーバの設定変更項目
   ESMPRO/ServerAgentServiceとESMPRO/ServerManagerを同一サーバに
   インストールし、Agentサーバのホスト名を宛先に設定している場合、
   以下の手順に従って、再設定してください。

  マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) [スタート]メニューから[通報設定]をクリックします。
      アラートマネージャ設定ウィンドウが起動します。
    2) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
      [通報先リストの設定]を選択します。
    3) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
    4) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
    5) ホスト名を設定します。
    9) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
      画面を閉じます。
    -------------------------------------------------------------

  マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
      -[サービス]を選択します。
    2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「プロパティ」を選択します。
    3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
    4) "トラップ送信先"にManagerサーバのホスト名を指定します。
    5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
    6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
     「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
    -------------------------------------------------------------

3.ドメインを変更した場合

 1)Managerサーバのドメインを変更した場合

  1-1)Managerサーバの設定変更項目

   ※インストール時に指定したESMPRO ユーザグループが"Administrators" の場合、
    設定の変更は必要ありません。
   ※ESMPRO/ServerManager Ver.6を新規インストールした場合、設定の変更は必要ありません。
   ・インストール時に指定したESMPRO ユーザグループが"Administrators" 以外の
    ローカルグループの場合、移行後にログインするドメインユーザを
    ESMPRO ユーザグループに追加します。
    ドメインユーザをESMPRO ユーザグループに追加できない場合は、再インストールが
    必要になります。
    インストール時に指定したESMPRO ユーザグループは、下記レジストリで確認すること
    ができます。

    注: レジストリ値の変更は行わないでください。
    レジストリキー:
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\NVBASE
      (x86OS の場合は\Wow6432Node の部分を除外)
    名前:LocalGroup
    型 :REG_SZ
    値 :インストール時に指定したESMPRO ユーザグループ名
       (既定値でインストールしている場合は"Administrators" となります。)

 2)管理対象サーバのドメインを変更した場合

  2-1)Managerサーバの設定変更項目

   なし。

  2-2)Agentサーバの設定変更項目

 ・ESMPRO/ServerAgentServiceのCollect、ESRASユーティリティなどを
  使用する場合はAdministrator権限が必要になります。
  ドメイン変更される装置上の、ESMPRO/ServerAgentServiceを使用する
  ログインユーザには、必ずAdministrator権限を設定して作業してください。

 ・一般クライアント通報にて、「全てのコンピュータに通報」の場合、
  再設定(設定画面を開く→閉じるの操作)を行ってください。

4.Administratorのパスワードを変更した場合

1)ManagerサーバのAdministratorパスワードを変更した場合

  1-1)Managerサーバの設定変更項目
   なし。

  1-2)Agentサーバの設定変更項目
   マネージャ通報(TCP/IP Out-of-Band)を使用している環境で、宛先設定に
   使用しているマネージャ側のユーザ名およびパスワードが変更になった場合は、
   以下の手順に従って、接続ユーザ名とパスワードの再設定を行ってください。

    (手順)
    -------------------------------------------------------------
    1) [スタート]メニューから[通報設定]をクリックします。
      アラートマネージャ設定ウィンドウが起動します。
    2) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
      [通報先リストの設定]を選択します。
    3) 通報先IDから"TCP/IP Out-of-Band"を選択し、
      [修正]ボタンをクリックします。
    4) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
    5) [マネージャ通報(TCP/IP Out-of-Band)の設定]画面の、
     「IPアドレス(またはホスト名)」にManagerサーバのIPアドレスを指定します。
     「使用するエントリ」で使用するエントリを選択し、
     「ユーザ名」、「パスワード」に選択したエントリの接続に使用する
      ユーザ名とパスワードを指定します。
    6) [通報テスト]ボタンをクリックして、通報テストを実施します。
    7) 通報テストが成功しましたら、[OK]ボタンをクリックします。
    8) [閉じる]ボタンをクリックして、[ID設定]画面を閉じます。
    9) [閉じる]ボタンをクリックして、[通報先リストの設定]画面を閉じます。
    -------------------------------------------------------------

2)管理対象サーバのAdministratorパスワードを変更した場合

  2-1)Managerサーバの設定変更項目
   システム管理(WS-Man)にてサーバを監視している場合、
   ESMPRO/ServerManagerの接続設定画面にてパスワードを変更してください。
   変更後、管理対象サーバの接続チェックを実行してください。

  2-2)Agentサーバの設定変更項目
   なし。

5.MACアドレスを変更した場合

1)ManagerサーバのMACアドレスを変更した場合

  1-1)Managerサーバの設定変更項目
   ESMPRO/ServerManagerには影響ありません。

  1-2)Agentサーバの設定変更項目
   なし。

2)管理対象サーバのMACアドレスを変更した場合

  2-1)Managerサーバの設定変更項目
   システム管理(SNMP)にて、リモートウェイクアップ機能を
   使用している場合、リモートウェイクアップ設定画面にて、
   MACアドレスとIPブロードキャストアドレスを変更してください。

  2-2)Agentサーバの設定変更項目
   なし。

6.VMware ESXiサーバのパスワードを変更した場合

 ESMPRO/ServerManagerで設定しているパスワードがVMware ESXi のパスワードと
 一致していないため、VMware ESXi のrootアカウントのロックが発生している可能性があります。

 対処方法につきましては、下記を参照してください。
  https://jpn.nec.com/esmsm/faq.html
   ⇒FAQ
    ESMPRO/ServerManager Ver.6 / ESMPRO/ServerManager Ver.7
     - Q VMware ESXi のrootアカウントがロックされました。改善手順を教えてください。

製品名カテゴリ

ESMPRO/ServerManager
ESMPRO/ServerAgentService

対象製品

品名: ESMPRO/ServerAgentService
対象OS: Windows
品名: ESMPRO/ServerManager
リビジョン: 6.0以降
対象OS: Windows

補足/関連情報

【更新履歴】
2022/11/25  回答内容に「6.VMware ESXiサーバのパスワードを変更した場合」を追記しました。
2020/03/31  サービス停止/開始順序を変更しました。
2014/10/01  新規公開

  • コンテンツID: 3150108151
  • 公開日: 2014年10月01日
  • 最終更新日:2022年11月25日

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