キャビネットサーバのbcablistコマンドで文書の一覧を出力し、その一覧からOMIDを検索することで文書のIDパスや名前パスを確認できます。
なお、OMIDの最後の部分はオフィスやユーザのIDになっていますので、当該IDを利用することで、bcablistコマンドで出力する対象のオーナーを絞り込むことができます。
bcablist実行例:
cmd> cd /d {StarOfficeフォルダ}\Cabinet\Server\bin
cmd> bcablist -l listOutput.txt O/PUBLIC
上記実行例のように実行すると、listOutput.txtファイルに、以下のようにOMIDとIDパスと名前パスが出力されます。
3,L,000001,O/PUBLIC/_002/_001,[全社]-[test]-[テストドキュメント],DOC,,1200000001810d00800d000000537074da00000001OPUBLIC,_001,テストドキュメント,FALSE,全社,test,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,テストドキュメント.txt,0.01,1,,0.01,0.01,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,0,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
bcablistコマンドの詳細については、下記マニュアル箇所を参照してください。
StarOffice X ~運用管理者編~ リファレンスガイド
第1章 キャビネット・掲示板
- 運用コマンド一覧
- キャビネットサーバの運用コマンド
※StarOfficeのバージョンによって章番号が異なる場合があります。
※OMIDとは、文書やフォルダに付与されている一意のオブジェクトIDです。
文書のプロパティ画面を表示すると、文書のURLが表示されますが、そのURL中の"omid="以降の部分がOMIDです。
URL例:
http://{FQDN}/BizCab/ShowObj.asp?omid=1200000001810d00800d000000537074da00000001OPUBLIC
※文書のIDパスとは、オフィスID/ユーザIDや、フォルダや文書の論理IDを"/"でつなげた形式です。
IDパス例:
O/PUBLIC/_002/_001
※文書の名前パスとは、オフィス名/ユーザ名や、フォルダや文書の名前をつなげた形式です。
名前パス例:
[全社]-[test]-[テストドキュメント]
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン