IDLモニタが、自身が動作するタスクの型3メモリからメモリ(制御テーブルやプログラムのバックアップ用メモリ)を動的に確保する際、システムから「ENTRYOV」が返却された場合に、本エラーメッセージを出力します。
型3の空きセグメント状況や、拡張空間を利用可能な形式でIDL2プログラムが作成されているかを、確認してください。
それでも解決できない場合は、IDL2プログラムが使用するメモリ量を削減するよう、以下の方法でプログラムを見直してください。
(1)同時に使用しない作業領域は、REDEFINES句を用いて再定義し、領域を共有する。
(2)カウンタ類にCOMPを使用している場合、COMP-1,COMP-2,COMP-3を使用する。
(3)ロールバックする必要のないデータ(1トランザクションごとにワークとして使用しているような領域、あるいは再実行時に再度読み込みするようなファイルのレコード領域等)は、NOBACKUPを指定する。
また、セグメントの削減方法として、以下のマニュアルに記述されている内容も参考にしてください。
「VISⅡプログラミングの手引」
・4.5 VISMPJのセグメント
・付録C セグメント不足時の対処
【確認済みの対象OS】ACOS-4
【カテゴリー】トラブルシューティング