ディレクトリサーバがマスター・スレーブ構成のマルチサーバ環境の場合、レプリケーションの間隔によっては、ディレクトリスレーブサーバを参照先にしているウェブサーバの、ディレクトリ情報のキャッシュがクリアされず、古いままの情報が返されることがあります。
○StarOffice X V4.0の場合
本事象が発生した場合、
「StarOffice X SO EDSプラグイン V4.0.00.00 オーバーライト」を適用後、
<StarOffice フォルダ>\ BusinessDirectory\bin\edplugin\allCacheClear.bat
を実行してください。このバッチを実行することにより、全てのウェブサーバのキャッシュをクリアすることができます。
詳細につきましては、上記オーバーライト同梱のリリースメモの
「第7章 注意制限事項」-「<注意事項>」-「1」を参照ください。
また、上記事象につきましては、以下の調整を行うことで発生頻度を軽減することが可能です。
※以下の作業は各Webサーバで実施します。
1. 以下のファイルをエディタで開きます。
<StarOfficeフォルダ>\BusinessDirectory\bin\ccftouch.vbs
2. 以下の修正を行います。
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'新しく設定する更新日時の補正値(現在時刻この値の秒数を追加する)
Const C_UPDATEDTIME_ADJUST_SEC = 100.0
=================================================================
となっている箇所を、ディレクトリのレプリケーション実行間隔(既定値:180秒)に合わせ、
=================================================================
'新しく設定する更新日時の補正値(現在時刻この値の秒数を追加する)
Const C_UPDATEDTIME_ADJUST_SEC = 180.0
=================================================================
のように修正し保存する。
※サービスの再起動等は特に不要で、次回のディレクトリ情報更新処理が
発生するタイミングから有効となります。
○StarOffice X V5.0の場合
本事象が発生した場合、
<StarOffice フォルダ>\ BusinessDirectory\bin\edplugin\allCacheClear.bat
を実行してください。このバッチを実行することにより、全てのウェブサーバのキャッシュをクリアすることができます。
詳細につきましては、マニュアルの以下を参照ください。
StarOffice X ~概要編~ リリースメモ
第6章 制限事項
StarOffice X Standard V5.0ご利用時に
EDSプラグインの利用について
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X Ver4.0
- StarOffice X Ver5.0