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よくあるご質問(サポートFAQ)

【InterSec/MW400j、InterSecVM/MW V4.0】メール保存期間超過メール削除機能(メールEXPIRE機能)の影響範囲を確認したい

質問内容

ユーザの管理方法に「ローカルのLDAPサーバと連携する」を選択していますが、ユーザのメール保存期間超過メールの削除機能(メールEXPIRE機能)が動作しません。動作させるための操作方法および影響範囲の確認方法について教えてください。

回答内容

■概要
アップデートRel1.3までの環境では、ユーザの追加および削除を行った後に、
[ユーザ情報更新]を実施していない場合、EXPIRE機能(保存期間を超過したメール
の自動削除)が、動作しません。
EXPIRE機能の影響有無については以下を参照して下さい。

EXPIRE機能
(メール自動削除)
アップデートRel1.3まで アップデートRel1.4以後
ユーザ
追加/削除/
一括追加/
一括削除
ユーザ更新/
一括更新
ユーザ
追加/削除/
一括追加/
一括削除
ユーザ更新/
一括更新
[ユーザ情報更新]
の実行あり
[ユーザ情報更新]
の実行なし
×(*1) △(*2)
※ ○は影響なし、×は影響あり、△は一部影響ありとなります。

■詳細
・*1 アップデートRel1.3までの環境
 EXPIRE機能を有効にするためにユーザの情報の更新が必要です。仮想ドメイン毎に
 [ユーザ情報更新]を実施してください。

・*2 アップデートRel1.4以降の環境
 本アップデートを適用後にユーザを登録した場合は、[ユーザ情報更新]の実施は不要です。
 適用前にユーザを登録および削除している仮想ドメインについては、必ず一度
 [ユーザ情報更新]を実施してください。

■影響範囲
 [ユーザ情報更新]を実行した後から、「メール保存期間(日数)」で指定した期間を超過した
 メールは、自動削除の対象となり削除されます。EXPIRE機能は、crondによる日次処理に
 より翌日から(03:06~03:50の間に)実行されます。
 対象となる仮想ドメインの状況およびメール保存期間を超過したメール情報は、以下の方法
 により確認できます。

1.[ユーザ情報更新]の操作を仮想ドメインで実施しているかの確認

 [ユーザ情報更新]の操作を仮想ドメインで実施しているかを確認する必要がある場合は、
 以下の操作を対象となる仮想ドメイン毎に実行することで確認できます。
 "processed"が表示される場合、[ユーザ情報更新]の操作を実施ずみの状態であり、
 本事象は、発生しません。
 "unprocessed"が表示される場合、[ユーザ情報更新]がユーザの追加および削除後に
 行われていません。[ユーザ情報更新]を実施すると、EXPIRE機能で設定した保存期間
 を超過したメールは翌日の03:06~03:50の間に削除されます。

 以下はコマンドの実行例です。

 ※お客様の環境に合わせて、仮想ドメイン名箇所(以下の例では、"mail.example.com")を
  指定してください。
 ※コマンドは1行で記入し実行してください。

・コマンド例
postmap -s /etc/postfix/ldap/list_mail.example.com | tail -1 | while read line ; do if [[ "$line" =~ /$ ]] ; then echo "processed"; else echo "unprocessed"; fi; done

・実行結果
[ユーザ情報更新]が実施済みの場合は以下が表示されます。
 processed
[ユーザ情報更新]が未実施の場合は以下が表示されます。
 unprocessed

2.[ユーザ情報更新]実施後に自動削除されるメールの存在確認

 メールボックスに存在するメールの中で、保存期間を超えているメール(自動削除される
 メール)件数の確認は、以下の操作を実行することで確認できます。

 ※お客様の環境に合わせて、仮想ドメイン名箇所(以下の例では、"mail.example.com")を
  指定してください。
 ※EXPIRE機能で設定した保存期間(以下の例では30日。30daysと入力します)を指定
  してください。
 ※コマンドは1行で記入し実行してください。

・コマンド例
cat /etc/postfix/ldap/list_mail.example.com |cut -d ' ' -f 1 | while read line; do echo "$line"; doveadm search -u $line mailbox '*' SAVEDBEFORE 30days | wc -l; done

・実行結果
結果は、以下のように表示されます。

user01@mail.example.com
0
user03@mail.example.com
0
user04@maill.example.com
10

上記の場合、mail.example.comに所属するユーザuser01,user03は、30日以上前に配信
されたメール(自動削除されるメール)は存在しないことを示しています。
user04は、30日以上前に配信されたメール(自動削除されるメール)が10通存在する
ことを示しています。

対象機器

InterSec/MW400j
InterSecVM/MW V4.0 for VMware
InterSecVM/MW V4.0 for Hyper-V

製品名カテゴリ

InterSec/MW400j
InterSecVM/MW V4.0

補足/関連情報

機能の詳細については、ユーザーズガイドを参照ください。最新のユーザーズガイドは、関連情報のリンク先を参照してください。

関連情報

  • コンテンツID: 3150111883
  • 公開日: 2018年10月09日
  • 最終更新日:2018年10月09日

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