Veritas System Recovery/ Symantec System Recovery によるバックアップが失敗したため
バックアップ元で採取した情報を元に調査を行いましたが、原因が特定できませんでした。
バックアップ先の情報からの調査を行えないでしょうか?
バックアップ先に保存される情報は、リカバリポイントおよび
バックアップ完了後の履歴のみとなる為、製品の挙動面からの調査は行えませんが
下記情報をご提供していただく事により、「OSやHW、他製品によってバックアップを
阻害されそうな要因および、事例がないか」という観点で調査を行うことが可能です。
調査のために必要な情報は、バックアップ先の OS により異なります。
▼バックアップ先が Windows OS の場合は以下情報を取得し、ご提供ください。
1.Windows のアプリケーションログ/システムログをご提供ください。
・手順1.[ファイル名を指定して実行] にて
[名前]欄に [イベント ビューアー]と入力します。
・手順2.イベント ビューアの[Windows ログ]より、[アプリケーション]および
[システム]欄で、[すべてのイベントを名前をつけて保存]を実行します。
2.msinfo32 の情報をご提供ください。
・手順1.[ファイル名を指定して実行] にて[名前]欄に「msinfo32」と入力します。
・手順2.起動した[システム情報]の画面で上部メニューにて
[ファイル]-[エクスポート]を選択し「msinfo.txt」という名前を
つけて保存したファイルを取得し、ご提供ください。
3.バックアップ先フォルダに保存されているファイルの情報をご提供ください。
・dir コマンドの実行結果、もしくはすべてのファイルが
含まれた状態の画面キャプチャをご提供ください。
▼バックアップ先が Linux OS (Sambaサーバ) の場合は
以下情報を取得し、ご提供ください。
1.以下ディレクトリ内のすべてのファイルをご提供ください。
・/var/log/messages
・/var/log/cron
・/var/log/secure
・/var/log/boot.log
・/var/log/samba
・/usr/local/samba/var
2.以下コマンドの実行結果をご提供ください。
・$ ps -alx コマンドの実行結果
また、事象の再現が可能であれば Windows/Linux 環境を問わず
事象再現時のパケットキャプチャをご提供ください。
※取得方法は任意の方法で構いません。
例:Windows OS 環境では Wireshark など
Linux OS 環境では tcpdump コマンドなど
※通常、Veritas System Recovery/ Symantec System Recovery の問題に関する
調査は、バックアップ元のみの調査までとなっており、本情報による調査は
あくまでもバックアップ元の調査で原因が特定できなかった場合や
バックアップ先の環境が問題の被疑箇所となった場合の、補助的な調査となります。
※バックアップ先の環境は、お客様の責任にてご用意頂く部分となることから
本情報による調査結果につきましても、OEM元およびPP.サポートサービスにて
十分な責任を負うことは出来かねますので、予めご了承願います。