StarOffice X V5.0 に突然接続できなくなる事象が発生しました。
緊急でWebサーバを再起動し、復旧しました。
<SOXインストール先>\WebOTX\domains\domain1\config\ 配下には hs_err_pidXXXX.log (XXXX は数字) というファイルが出力されていて、次のようなログが記録されていました。
# A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment:
#
# EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION (0xc0000005) at
pc=0xXXXXXXXXXXXXXXXX, pid=XXXX, tid=XXXX
#
# JRE version: Java(TM) SE Runtime Environment (7.0_51-b13) (build 1.7.0_51-b13)
# Java VM: Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (24.51-b03 mixed mode windows-amd64 compressed oops)
# J org.apache.http.impl.cookie.BestMatchSpec.formatCookies(Ljava/util/List;)Ljava/util/List;
突然接続できなくなった原因と、できれば対処方法を教えてください。
本事象は以下の JavaVM のバグに起因していると思われます。
JDK-8025398 : Broken JIT compiler optimization for loop unswitching (英語)
http://bugs.java.com/view_bug.do?bug_id=8025398
上記バグにより、以下の事象が現れることも確認されています。
・StarOffice X に接続しようとしたら「サービスを利用できません」と表示される
・StarOffice X 利用中に、突然 StarOffice X に接続できなくなる
・StarOffice X 利用中に、どのポートレットでもエラーが表示される
上記バグは、JDK 7 Update 60 以降で改善されています。
StarOffice X V5.0 に同梱のバージョンは JDK 7 Update 51 であるため、Update 60 (以降) に更新していただくことで本事象は解消されると考えています。
StarOffice X V5.0 では JDK 7 Update 80 に更新した状態で基本動作を確認済です。
StarOffice X V5.0 環境で JDK 7 Update 51 を Update 80へ更新する手順は「関連情報」に掲載の「StarOffice X V5.0 JDK 7 Update 80へのアップデート手順書」をご参照ください。
なお、StarOffice X V5.1 は JDK 8 を同梱しているため、上記バグは修正済であり、本事象の対象ではありません。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V5.0