配達日時を指定して発信したメールをメールボックスから削除しても、配達日時になったらメールは発信されます。
このような動作としている理由は、例えば運用ツールで発信メールボックスの定期的な削除を行っている場合、メールが削除されたことにより配達日時指定のメールが発信されなくなるのを防ぐためです。
すでに発信メールボックスから削除してしまったメールの発信を取り消したい場合、メールサーバの以下のフォルダから配信日時指定メールのファイルを削除することにより、メールが発信されないようにすることが可能です。
●フォルダ:
<StarOffice Xインストール先>\Mail\home\mail\#qcron
●配達日時指定メールのファイル名:
YYYYMMDDHHMMSS-NNNNNNNNNN-NN-ユーザID (拡張子無し)
・YYYYMMDDHHMMSS:
指定した配達日時(YYYYMMDDHHMMSSの形式)。
グリニッジ標準時(GMT)となっておりますので、確認の際はご注意ください。
例えば日本時間で2012/10/17 00:00 を指定した場合、この値は 20121016150000 となります。
・NNNNNNNNNN-NN:
一意に振られる連番。
・ユーザID:
送信者のユーザID。
但し、発信メールボックスに存在する配達日時指定メールを#qcronから削除しますと、発信者のメールの開封状態が(送信中)の状態になった後、更新されないことになりますので、ご注意ください。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン