StarOffice X V5.2環境において、ブラウザからの利用中にIISの基本認証のダイアログ(ユーザ名とパスワードの入力画面)が表示され、ブラウザを閉じる事ができなくなる場合があります。
IISの基本認証が有効になっているようなのですが、対処方法を教えてください。

【原因】
StarOffice X V5.2のインストール過程において、IISの基本認証が有効になることを確認しております。

【オーバーライト情報】
本件につきましては、修正オーバーライト「StarOffice X ポータル P5.2.00.02 オーバーライト」を公開いたしましたので、適用をご検討ください。
「StarOffice X ポータル P5.2.00.02 オーバーライト」は、本ページ末尾の「関連情報」よりご入手いただくことが可能です。

なお、修正オーバーライト公開前は、以下の【対処方法】での回避をお願いしておりました。
既に暫定回避策を実施いただいている場合は、「StarOffice X ポータル P5.2.00.02 オーバーライト」の適用は不要です。

【対処方法】
下記手順でIISの基本認証を有効から無効に変更してください。

＜手順＞
Webサーバマシン上でコマンドプロンプトを起動し以下のように実行します。

  cmd> cd /d <Windowsフォルダ>\system32\inetsrv
  cmd> appcmd.exe set config "Default Web Site" -section:system.webServer/security/authentication/basicAuthentication /enabled:"False" /commit:apphost

(実行例)
  cmd> cd /d C:\Windows\system32\inetsrv
  cmd> appcmd.exe set config "Default Web Site" -section:system.webServer/security/authentication/basicAuthentication /enabled:"False" /commit:apphost


設定が変更されていることを確認するには、確認方法のコマンド実行で下記の行が表示されることを確認してください。
     <basicAuthentication enabled="false"/>

＜確認方法＞
Webサーバマシン上でコマンドプロンプトを起動し以下のように実行します。

  cmd> cd /d <Windowsフォルダ>\system32\inetsrv
  cmd> appcmd.exe list config "Default Web Site" -section:system.webServer/security/authentication/basicAuthentication

(実行例)
  cmd> cd /d C:\Windows\system32\inetsrv
  cmd> appcmd.exe list config "Default Web Site" -section:system.webServer/security/authentication/basicAuthentication


対象バージョンは以下の通りです。
 - StarOffice X V5.2