キャビネットで検索を実行すると以下のメッセージが表示され、検索ができません。
「検索ブローカもしくは検索サーバへの接続が拒否されました。(code=0x2f000066)」
StarOffice X サーバでサービス一覧を確認したところ、「SO-X FTS Server」サービスが停止していました。
原因、対処についてご教授願います。
検索プロセスが利用するヒープメモリ量が上限を超えたため発生したと考えられます。
下記設定からヒープメモリのサイズを拡張することにより、事象発生の予防効果が見込まれますので、ご検討願います。
具体的な設定値については、様子を見ながら徐々に拡張することを推奨いたします。
設定変更後、「SO-X FTS Server」サービスを再度開始してください。
設定ファイル:
<StarOfficeフォルダ>\Search\FTSSearchServer\config\bcssvcfg.ini
設定項目:
[SEARCHSERVER]
MAXHEAPSIZE=最大ヒープサイズ(MB単位)
なお、上記設定項目の値を拡張しますと、増加分×検索プロセス数分のメモリが新たに消費されるため、システム全体のメモリが十分あることを事前にご確認ください。
検索プロセス数の最大値は、同ファイルの以下の設定項目で確認・変更可能です。
設定項目:
[SEARCHSERVER]
MAXPROCNUM=最大プロセス数
上記設定項目の詳細は下記マニュアルをご参照ください。
・MAXHEAPSIZE
StarOffice X ~運用管理者編~ 横断検索 コンフィグレーションガイド
第 2 章 横断検索サービスのカスタマイズ
- 検索サーバの設定を変更する
- (3) MAXHEAPSIZE=
・MAXPROCNUM
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 6 章 検索
- 検索サーバの設定を変更するには
- カスタマイズ情報
- (5) MAXPROCNUM=
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン